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ハクモクレン(Magnolia denudata)の分類 Magnoliaceae
ハクモクレン(Magnolia denudata)の概要 Magnolia

ハクモクレン(Magnolia denudata)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Magnolia denudata Desr.

基本情報

草丈・樹高


・樹高:5~15 m
・幹径:30 ㎝

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最終更新日:2020-05-13 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉高木

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花期

3月頃

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分布

植栽分布は北海道南部、本州、四国、九州、沖縄。

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原産地

中国中部

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学名の解説

属名はフランスの学者P・マグノルにちなむ。種小名 denudata は裸の、露出した、の意味。

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和名の解説

白色の花を咲かせるモクレンの意。

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亜種・変種・品種

サラサレンゲ、ニシキモクレン

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別名・方言名

ハクレン、ビャクレン、ハクレンゲ

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分類学的位置付け

モクレン科 モクレン属

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人間との関係

公園、庭園、学校などに景趣木、花木、記念樹として植栽されている。切花、花材。

つぼみは漢方では辛夷の名で頭痛、鼻炎等に用いられる。

中国ではシモクレンとともに高貴な花木として古くから栽培されており、寺院や宮城に植えられた。

欧米には18世紀後半に渡り、盛んに品種改良が行われ、40種以上の品種がつくられている。

季題は「春」。「はくれんの散るべく風にさからへる 汀女」などの句がある。

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形態

葉の形質

葉は互生、短柄。倒卵形で長さ 8~15 ㎝。葉縁は全縁でやや波状形縁、葉先は短く突き出している。

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茎(幹)の形質

幹は直立し雄大。樹皮は灰褐色で平滑、枝は横に広がる。

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花の形質

葉より先に枝端に開花する。花径は 10~15 ㎝、白色の大形花で香りが強い。がく片3、花弁6で同形、同大である。

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果実の形質

果実は10月成熟、長楕円体で長さ 9~12 ㎝。

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種子の形質

種子は紅色である。

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芽生え・幼木の形質

冬芽は卵形で有毛。

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似ている種 (間違えやすい種)

サラサモクレン

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生態

生育環境

各地の日当たりの良い肥沃地に植栽が見られる。中庸樹~陽樹で生長は早い。移植力は乏しい。大気汚染への耐性は中ぐらいである。

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その他生態

繫殖は実生、さし木、接木による。実生は秋に採種、赤実を水洗生干しし、土中に埋蔵、3~4月に播種する。

さし木は枝ざしで、春は前年枝を、夏は当年生の充実枝をさす。接木の台木はコブシ、モクレンを用いる。

せん定はできるが好ましくない。混みすぎ枝、不用枝を切る程度。施肥は1~2月に堆肥、鶏ふんを施す。

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関連情報

病害虫

カイガラムシ

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種・分類一覧