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- コブシ(Magnolia kobus)について
コブシ(Magnolia kobus)
【IUCN】評価するだけの情報が不足している種
- 【 学名 】
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Magnolia kobus DC., nom. cons.
目次
基本情報
- 別名・方言名
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コブシハジカミ、ヤマアララギ(実の辛味から)/イトザクラ(青森、岩手)、ヒキザクラ、タウチザクラ、タネマキザクラ(秋田、岩手)、ヤマコブシ(石川)、ハカンゾ(岐阜)、ショーガキ(広島)/オマウクシニ(アイヌ「尻・香気・通る木」)
参考文献
最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ
- 人間との関係
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公園樹、庭園樹、街路樹、風致樹などに植栽される花木。
若いつぼみは漢方で辛夷と称し、シトラールやシネオールを含み、慢性鼻炎、蓄膿症などの鼻の疾患に用いられる。
また鼻から香水をつくり、コブシ油を採る。材は器具材、炭は金銀研磨用に使われる。樹皮は薬用とする。
古来、農事歴と深い関連をもち、北国ではコブシを田の神の来訪する依り代と見て田仕事を始める目安とした。
「コブシの花が多いと豊作」(各地)、「コブシの花が咲くとイワシが捕れる」(佐渡)などの諺が多く伝えられている。
材は辺材と心材の違いがない。やや緑色を帯びた淡黄白色の軽軟材で、気乾比重葯 0.46、材質はホオノキに似るが、一般に木が細いので器具、細工物に用いられる程度。
皮つきの幹を床柱に用いる。そのほか、モクレン属植物の接木の台木に使われる。
季題は「春」。「野の花を十日見ざりき咲く辛夷 秋桜子」「君が門こぶし花咲く薄月夜 中勘助」などの句がある。
参考文献
最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ