- 解説一覧
- アサダ(Ostrya japonica)について
アサダ(Ostrya japonica)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
-
Ostrya japonica Sarg.
目次
基本情報
- 別名・方言名
-
ソネ(秋田、山形)、アズサ(宮城、山形)、ヒシャク(長野)、アカザ(東京、山梨、神奈川)、ミノカブリ(静岡、愛知)、ハネカワ(和歌山、高知)、クマシデ(島根、山口、徳島)、カラクヌギ(大分)
参考文献
最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ
- 人間との関係
-
材は美しい紅褐色の心材をもつ散孔材で、気乾比重約 0.72 でやや重硬、粘り強く、建築、家具、器具、船舶、経木などに広い用途がある。
とくにフローリング材として定評があるが、蓄積が少ないためあまり一般には知られない。
参考文献
最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
-
葉は互生、葉身は卵形か卵状長楕円形、長さ 5~13 ㎝、幅 3~5 ㎝、鋭尖頭、基部は円形、葉縁に不整重きょ歯がある。
葉の表面は鮮緑色、裏面は淡緑色。葉質は薄く、初めは軟毛が両面に密生するが、のち脱落して、裏面脈上にだけ残る。側脈は9~13対。葉柄は 0.4~0.8 ㎝で毛および腺毛がある。
参考文献
最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ
- 花の形質
-
雄花序は無柄、前年枝の枝端から下垂し、黄褐色、長さ 3 ㎝、雄花は細毛が密生する腎臓形の包鱗の中にあり、雄しべ多数。
雌花序は新枝の枝端につき上向する。風媒。
参考文献
最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ
- 果実の形質
-
果序は10月に熟し、長楕円形、長さ 4~5 ㎝、やや垂れる。包鱗は卵状楕円形。基部は袋状で、中に径 0.8 ㎝の小堅果を入れる。
参考文献
最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ