- 解説一覧
- ウラジロガシ(Quercus salicina)について
ウラジロガシ(Quercus salicina)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Quercus salicina Blume
基本情報
- 人間との関係
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器具、薪炭用のほか、名古屋地方では庭園樹としてさかんに利用される。
堅果は渋抜して食用にし、葉はシラカシと同様に、胆石症、腎結石に用いられる。
参考文献
最終更新日:2020-04-28 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
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葉は互生、有柄、葉身は薄い革質、皮針形か広皮針形、長鋭尖頭、基部は鋭形または鈍形、長さ 9~15 ㎝、幅 2.5~4 ㎝、葉縁は下から3分の1以上に鋭きょ歯がある。
上面は濃緑色、無毛は光沢があり、下面はロウ質をかぶり灰白色で無毛。側脈はよく目立ち、葉柄は 1~2 ㎝。
参考文献
最終更新日:2020-04-28 キノボリトカゲ
- 花の形質
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雌雄同株、新葉の展開とともに開花。雄花序は新枝の下方に生じ、多数の雄花をつけて下垂する。
雌花序は新枝の上部葉えきに出て、0.5 ㎝内外の軸に2~4個の雌花を総状につける。雌花は径 0.1 ㎝で3花柱、柱頭は幅広くそり返る。風媒。
参考文献
最終更新日:2020-04-28 キノボリトカゲ
- 果実の形質
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果実は翌年秋熟し、殻斗は椀状で、底はせばまり、環状の包鱗は7層くらいあり、淡灰緑色で、微毛密生、辺縁に欠刻がある。
堅果は広卵状楕円形で高さ 1.7 ㎝内外。
参考文献
最終更新日:2020-04-28 キノボリトカゲ