- 解説一覧
- シュロチク(Rhapis humilis)について
目次
基本情報
- 人間との関係
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庭園樹、鉢植えなど観賞用に栽培される。幹は乾燥させて洋傘の柄や扇の要などに用いることがある。
古く琉球を経て渡米し、1666年(寛文6)にはすでに栽培されていた記録がある。『花壇地錦抄』(1695)にも記事が見られる。
参考文献
最終更新日:2020-04-30 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
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葉は光沢のある濃緑色で、幹の上部に7~8個互生に開出する。葉身は半円形で掌状に7~18深裂する。
裂片は長さ 15~30 ㎝、幅 1.2~3 ㎝で先端はやや鋭尖し、脈すじごとに浅裂または歯状となる。
基部には長さ 15~20 ㎝の細長く強剛な歯柄がある。
参考文献
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- 花の形質
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雌雄異株。葉えきから堅いさや状の包に包まれ、分枝した花序を出す。
主梗の長さ 25 ㎝、直径 0.7 ㎝ぐらいで3~4本の枝梗に分枝する。小枝梗の長さ 7 ㎝ぐらいである。
雄花は長さ 0.6~0.7 ㎝の倒卵錘状コップ形で、6個の雄しべと退化した雌しべがある。
雌花は長さ 0.4 ㎝ぐらいで3個の子房と短い6個の雄しべがある。
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生態
- 生育環境
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温暖な、やや湿り気のある半日陰地などに植栽されている亜熱帯性植物。暖地では露地栽培ができる。夏の強い日差しを嫌い、空中湿度の高い所を好む。生長は遅い。
参考文献
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- その他生態
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繫殖はおもに株分けによる。
枯れた古葉を除く程度でよい。鉢替えを3~4年に1度行う。肥料は油かす。米ぬか、骨粉の腐熟したものを置肥とする。
参考文献
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