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シュロチク(Rhapis humilis)の分類 Arecaceae
シュロチク(Rhapis humilis)の概要 Rhapis

シュロチク(Rhapis humilis)

【 学名 】
Rhapis humilis Blume

基本情報

草丈・樹高

・樹高:1~5 m

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最終更新日:2020-04-30 キノボリトカゲ

生活形

・特殊樹、常緑低木

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花期

7~8月

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分布

本州、四国、九州の暖地に植栽分布。屋久島では野生化している。

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原産地

中国南部

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学名の解説

属名は「針」の意味。葉のへりに針を伴うことから。種小名は「低い」の意味で低木であるため。

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和名の解説

葉はシュロに、幹がタケに似ているところから。

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亜種・変種・品種

変種としてシマシュロチクがある。

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別名・方言名

イヌシュロチク、ソウチク、リュウキュウシュロチク

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分類学的位置付け

ヤシ科 シュロチク属

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人間との関係

庭園樹、鉢植えなど観賞用に栽培される。幹は乾燥させて洋傘の柄や扇の要などに用いることがある。

古く琉球を経て渡米し、1666年(寛文6)にはすでに栽培されていた記録がある。『花壇地錦抄』(1695)にも記事が見られる。

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形態

葉の形質

葉は光沢のある濃緑色で、幹の上部に7~8個互生に開出する。葉身は半円形で掌状に7~18深裂する。

裂片は長さ 15~30 ㎝、幅 1.2~3 ㎝で先端はやや鋭尖し、脈すじごとに浅裂または歯状となる。

基部には長さ 15~20 ㎝の細長く強剛な歯柄がある。

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茎(幹)の形質

幹は長い間繊網があり、直立しそう生する。

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花の形質

雌雄異株。葉えきから堅いさや状の包に包まれ、分枝した花序を出す。

主梗の長さ 25 ㎝、直径 0.7 ㎝ぐらいで3~4本の枝梗に分枝する。小枝梗の長さ 7 ㎝ぐらいである。

雄花は長さ 0.6~0.7 ㎝の倒卵錘状コップ形で、6個の雄しべと退化した雌しべがある。

雌花は長さ 0.4 ㎝ぐらいで3個の子房と短い6個の雄しべがある。

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果実の形質

果実は黄褐色で直径 1 ㎝。

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種子の形質

種子は直径 0.6 ㎝ぐらい。

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似ている種 (間違えやすい種)

カンノンチク

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生態

生育環境

温暖な、やや湿り気のある半日陰地などに植栽されている亜熱帯性植物。暖地では露地栽培ができる。夏の強い日差しを嫌い、空中湿度の高い所を好む。生長は遅い。

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その他生態

繫殖はおもに株分けによる。

枯れた古葉を除く程度でよい。鉢替えを3~4年に1度行う。肥料は油かす。米ぬか、骨粉の腐熟したものを置肥とする。

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種・分類一覧