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ムラサキツユクサ(Tradescantia ohiensis)の分類 Commelinaceae
ムラサキツユクサ(Tradescantia ohiensis)の概要 Tradescantia

ムラサキツユクサ(Tradescantia ohiensis)

【 学名 】
Tradescantia ohiensis Raf.

基本情報

草丈・樹高

高さ 50~90 cm

参考文献

  • デヴィット・ハント 1997 ムラサキツユクサ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. 54₋55.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

花期

5~7月

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ムラサキツユクサ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 806.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

原産地

北アメリカ原産

参考文献

  • デヴィット・ハント 1997 ムラサキツユクサ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. 54₋55.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

和名の解説

花が紫色で、ツユクサに似ていることから、この名前がつけられた。

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ムラサキツユクサ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 806.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

分類学的位置付け

ツユクサ科

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ムラサキツユクサ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 806.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

人間との関係

日本には観賞用草花として、明治時代の初めに輸入され、各地に栽培が広まった。

花糸には多細胞からなる紫色の毛が密生しており、この毛は細胞分裂や原形質流動などの観察のための材料としてよく利用される。

【成分】
粘性物質を含むが、まだその本態は精査されていない。

【薬効と用い方】
・利尿に用いられる
よく乾燥したものを1日量として約 5 g、水 600 ㏄で2分の1量に煎じて、1日3~4回に分けて服用する。

参考文献

  • デヴィット・ハント 1997 ムラサキツユクサ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. 54₋55.
  • 伊澤一男 1998 ムラサキツユクサ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 806.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

形態

葉の形質

葉は長さ 30~45 cmの線状披針形で、幅は 7~15 mmで、断面はU字形になり、背に丸みのある樋状にへこむ。茎葉ともに汁液が多い粘性軟質である。

参考文献

  • デヴィット・ハント 1997 ムラサキツユクサ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. 54₋55.
  • 伊澤一男 1998 ムラサキツユクサ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 806.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

茎(幹)の形質

茎には3~8節があり、そこから広線形、長さ 30 cmほどの葉を出す。

参考文献

  • 伊澤一男 1998 ムラサキツユクサ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 806.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

花の形質

花は直径 2~2.5 cmで、青紫色から紅紫色をしている。花弁、がく片は各3枚である。

雄しべは6本で稔性があり、細長い花糸には紫色の毛が密生している。花は集散花序に集まってつき、花の寿命は1日であるが、次々に開花する。

参考文献

  • デヴィット・ハント 1997 ムラサキツユクサ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. 54₋55.
  • 伊澤一男 1998 ムラサキツユクサ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 806.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

似ている種 (間違えやすい種)

・オオムラサキツユクサ(T. virginiana)
北アメリカ東部の採草地、プレーリーのイネ科の草地、道端などに野生する。茎は枝分かれする根茎から叢生し、ムラサキツユクサより高い 70~100 cmほどになる。

葉は長さ約 30 cmの線状披針形で、やや肉質で無毛である。花序の下にある苞は、葉と似ているが小さい。

花は直径 3.0~5.0 cmでムラサキツユクサより大きく、長さ 2~3 cmの柄があり、各花序の枝に1日1花しか咲かない。花色の変化が多く、紫、赤紫、赤桃、白などがある。

参考文献

  • デヴィット・ハント 1997 ムラサキツユクサ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. 54₋55.
  • 伊澤一男 1998 ムラサキツユクサ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 806.

最終更新日:2020-05-27 ハリリセンボン

種・分類一覧