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アヤメ(Iris sanguinea)の分類 Iridaceae
アヤメ(Iris sanguinea)の概要 Iris

アヤメ(Iris sanguinea)

【 学名 】
Iris sanguinea Donn ex Hornem.

基本情報

花期

5月~7月

参考文献

  • ブライアン・マシュー 1997 アヤメ, 菅原敬(著) 植物の世界9,種子植物 双子葉類9 単子葉類1. 朝日新聞社. 301-302.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

分布

温帯、暖帯:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、満州、東シベリア

参考文献

  • 北村四郎, 村田源, 小山鉄夫 1964 アヤメ, 北村四郎、村田源、小山鉄夫 (著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅲ・単子葉類. 保育者. 79.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

和名の解説

外花被片の基部に、綾になった目があることからついたという。

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 アヤメ, 大橋広好(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅰ 単子葉類. 平凡社. 61.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

人間との関係

紫色の風情のある花のため、庭植えもされる。

ヨーロッパでは赤紫色と白色の品種が主に作出されてきた。

参考文献

  • 堀田満ほか 1989 アヤメ, 堀田満(著) 世界有用植物事典. 平凡社. 563.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

形態

葉の形質

葉は直立し長さ 30~50 cm、幅 5~10 mm、細い中肋があるがあまり目立たず、鋭尖頭である。

花茎は直立して分枝せず、高さ 30~60 cmになる。

苞は長楕円状披針形、緑色で鋭尖頭、長さ 5~6 cmである。

参考文献

  • 北村四郎, 村田源, 小山鉄夫 1964 アヤメ, 北村四郎、村田源、小山鉄夫 (著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅲ・単子葉類. 保育者. 79.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

茎(幹)の形質

地下茎は横にはい、多数の繊維に被われている。

参考文献

  • 北村四郎, 村田源, 小山鉄夫 1964 アヤメ, 北村四郎、村田源、小山鉄夫 (著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅲ・単子葉類. 保育者. 79.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

花の形質

花は2~3個つき、紫色で径約 8 cm、小花柄は子房より長く、苞より短い。ときに白花のものや、ごくうすい紅紫色の栽培品もある。

外花被片は広倒卵形、爪部は広く黄色を帯び細紫脈が目立つ。内花被片は長楕円形披針形で直立し、長さ約 4 cmである。

花柱の先は2深裂し、裂片にはきょ歯がある。

参考文献

  • 北村四郎, 村田源, 小山鉄夫 1964 アヤメ, 北村四郎、村田源、小山鉄夫 (著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅲ・単子葉類. 保育者. 79.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

果実の形質

果実は長楕円形、長さ 4 cmである。

参考文献

  • 北村四郎, 村田源, 小山鉄夫 1964 アヤメ, 北村四郎、村田源、小山鉄夫 (著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅲ・単子葉類. 保育者. 79.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

生態

生育環境

山地のやや乾いた草原に自生する。

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 アヤメ, 大橋広好(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅰ 単子葉類. 平凡社. 61.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

送粉様式

雄しべは花柱枝の内側にあり、その奥には蜜腺がある。

虫が花柱の下へ潜り込む際に花粉がこすりつけられるのが、アヤメをはじめアヤメ属の花の仕組みである。

参考文献

  • 堀田満ほか 1989 アヤメ, 堀田満(著) 世界有用植物事典. 平凡社. 563.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

その他生態

花が白色のものをシロアヤメ、内花被片が大型で外花被片と同じように平開するものをクルマアヤメという。

アヤメは白花通称三寸アヤメと呼ばれる矮性の白花、紫花がみられ、まれに筋入り、斑咲き、藤桃色や分枝するもの、内花被片が外花被片様になった6弁咲きもある。

参考文献

  • 堀田満ほか 1989 アヤメ, 堀田満(著) 世界有用植物事典. 平凡社. 563.
  • 佐竹義輔 1982 アヤメ, 大橋広好(著) 佐竹義輔、大井次三郎 、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅰ 単子葉類. 平凡社. 61.

最終更新日:2020-05-19 ハリリセンボン

関連情報

その他

ヨーロッパでは赤紫色と白色の品種が主に作出されてきた。

参考文献

  • ブライアン・マシュー 1997 アヤメ, 菅原敬(著) 植物の世界9,種子植物 双子葉類9 単子葉類1. 朝日新聞社. 301-302.

最終更新日:2020-12-22 ハリリセンボン

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