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シュウカイドウ(Begonia grandis)の分類 Begoniaceae
シュウカイドウ(Begonia grandis)の概要 Begonia

シュウカイドウ(Begonia grandis)

【 学名 】
Begonia grandis Dryand.

基本情報

草丈・樹高

高さ 40~60 cm

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

花期

8~9月

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

原産地

中国の長江以南と山東省、河北省

参考文献

  • マーティン・サンズ 1997 シュウカイドウ科, 日向康吉(著) 植物の世界6,種子植物 双子葉類6. 朝日新聞社. 290.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

和名の解説

秋海棠の意味で、花の色がカイドウに似ており、秋に花が咲くことによる。

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

亜種・変種・品種

【変種】
・シロバナシュウカイドウ(var. alba)
花の色が白いことが特徴である。

参考文献

  • マーティン・サンズ 1997 シュウカイドウ科, 日向康吉(著) 植物の世界6,種子植物 双子葉類6. 朝日新聞社. 290.
  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

分類学的位置付け

シュウカイドウ科

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

人間との関係

【成分】
開花期の全草中に殺菌作用のあるシュウ酸1%を含み、新鮮葉には0.2~0.3%含む。根にはサポニンに類似の物質を含む。

【薬効と用い方】
皮膚病、たむしで痒みを伴うものに用いられる。茎葉を生のまますりつぶして、直接患部にすり込むようにして塗る。

参考文献

  • 伊澤一男 1998 シュウカイドウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 450.
  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

形態

葉の形質

葉は互生し、卵状心形で長さ 8~15 cm、先は尖り、基部は斜心形、縁に小鋸歯がある。

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

茎(幹)の形質

地下に根茎があり、茎は直立して伸び、高さ 40~60 cmになる。緑色で柔らかく、節は紅色を帯び、上方で分枝する。

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

花の形質

長い花柄で垂れる。はじめ雄花が数多く咲き、のちに雌花が開く。雄花のがく片は2個で大きく、淡紅色に弁化し、花弁は2個で小さく、淡紅色である。

雌しべは多数で、花糸は合着して短い柄になる。雌花は少数、2個の弁化したがく片がある。

子房には3稜角があり、上部は広く張り出す。花柱は3個、先は2分して柱頭になる。

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

果実の形質

蒴果に3翼があるが、1個は特に張り出して目立つ。

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

生態

生育環境

日陰のよく湿った場所によく育つ。

参考文献

  • 佐竹義輔 1982 シュウカイドウ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 、亘理俊次 、冨成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類. 平凡社. 255.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

関連情報

栽培方法

水湿の日陰に植える。春に前年の塊根から発芽したのを分けて植えるが、むかごを植えてもよく、すぐ根をおろす。

採取時期は8~10月の開花期で、茎葉をとりそのまま水洗いして用いるが、なるべく茎の太いものがよい。

参考文献

  • 伊澤一男 1998 シュウカイドウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 450.

最終更新日:2020-05-26 ハリリセンボン

種・分類一覧