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- イスノキ(Distylium racemosum)について

イスノキ(Distylium racemosum)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Distylium racemosum Siebold & Zucc.
目次
基本情報
- 人間との関係
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庭園樹、公園樹、生垣、材は建築材、器具材、楽器材などに用いる。
材は紅褐色ないし紫褐色の散孔材で、国産材中最も重硬なもののひとつ。
樹皮から鳥もちをつくる。またタンニンを含むため染料などに用いられる。
木灰は陶磁器の製造に利用される。
参考文献
最終更新日:2020-07-01 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
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葉は有柄で互生し、長楕円形または狭倒卵形で長さ 5~8 cm、幅 2~4 cm、先端は鈍形、基部はくさび形となる。
革質で全縁、両面無毛で厚く滑らかであるが光沢はない。しばしば葉身に大きな虫えいができる。
参考文献
最終更新日:2020-07-01 キノボリトカゲ
- 花の形質
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葉えきに総状花序を出し、その上方に両性花、下部に雄花をつける。
花には花弁がなく、がく片は皮針形、緑色で3~6個ある。
雄しべは5~8個、雌しべは雄花では退化し、両生花には1個ある。花柱は紅色で2つにわかれる。
参考文献
最終更新日:2020-07-01 キノボリトカゲ