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イスノキ(Distylium racemosum)の分類 Hamamelidaceae
イスノキ(Distylium racemosum)の概要 Distylium

イスノキ(Distylium racemosum)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Distylium racemosum Siebold & Zucc.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:10~20 m

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最終更新日:2020-07-01 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑高木

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花期

4月頃

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分布

本州(西南部)、四国、九州、沖縄、台湾、済州島、中国

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学名の解説

属名 Distylium は2個の花柱の、という意味。種小名 racemosum は総状花のという意味。

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別名・方言名

ヒョンノキ

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分類学的位置付け

イスノキ属

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人間との関係

庭園樹、公園樹、生垣、材は建築材、器具材、楽器材などに用いる。

材は紅褐色ないし紫褐色の散孔材で、国産材中最も重硬なもののひとつ。

樹皮から鳥もちをつくる。またタンニンを含むため染料などに用いられる。

木灰は陶磁器の製造に利用される。

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形態

葉の形質

葉は有柄で互生し、長楕円形または狭倒卵形で長さ 5~8 cm、幅 2~4 cm、先端は鈍形、基部はくさび形となる。

革質で全縁、両面無毛で厚く滑らかであるが光沢はない。しばしば葉身に大きな虫えいができる。

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茎(幹)の形質

樹皮は暗灰色で初め滑らかであるが老樹では粗雑となり、鱗片となってはげる。

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花の形質

葉えきに総状花序を出し、その上方に両性花、下部に雄花をつける。

花には花弁がなく、がく片は皮針形、緑色で3~6個ある。

雄しべは5~8個、雌しべは雄花では退化し、両生花には1個ある。花柱は紅色で2つにわかれる。

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果実の形質

さく果は広卵形をしており木質で堅く、長さ 0.8 cmほど。黄褐色の毛が密に生え、2つに裂ける。

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種子の形質

種子は黒色。

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生態

生育環境

暖地の山中に生える。

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関連情報

栽培方法

繫殖は実生による。

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種・分類一覧