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マサキ(Euonymus japonicus)の分類 Celastraceae
マサキ(Euonymus japonicus)の概要 Euonymus

マサキ(Euonymus japonicus)

【 学名 】
Euonymus japonicus Thunb.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:2~6 m

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最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑小高木

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花期

6~7月

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分布

北海道南部、本州、四国、九州、朝鮮、中国に分布する。

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学名の解説

属名はギリシャ古名で「よい評判」の意味。またギリシャ神話の神の名。種小名 japonicus は日本の、の意味。

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和名の解説

①マサオキ(真青木)の約、あるいはマセキ(籬木)の転。

②芽を上にさすとよく根づくので、メサシキ(芽指木)の転。

③マセキ(間塞)の意味。

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亜種・変種・品種

ベッコウマサキ、フイリマサキ、ギンマサキ、キンマサキ、オウゴンマサキ

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別名・方言名

アオノキ(岩手)、ウシコロシ(静岡)、トコナツ(三重、和歌山)、マイシギ(岡山)、ミャーベ(長崎)、ビービ―ギ―、フチマ(沖縄)

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分類学的位置付け

ニシキギ科 ニシキギ属

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人間との関係

庭園、公園などに仕立物、生垣、目隠し用として植栽される。

材をろくろ細工、彫刻材などに用いる。

歌の素材としては平安中期から中世以降に取り上げられるようになるが、散る様子が多く、「日暮るれば逢ふ人もなしまさき散る峰の嵐の音ばかりして」(新古今集・源俊頼)のように、とくに嵐に散る風情が好まれた。

ただしこの歌の「まさき」はマサキと無関係とする説もある。

中国では根を調経草の名で、月経痛や月経不順に用いる。日本では杜仲と誤認して、和杜仲の名で強壮薬にされたことがある。

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形態

葉の形質

葉は対生し有柄、葉身は倒卵形または楕円形で鈍頭、または鈍頭で長さ 7~10 ㎝、幅 2~6 ㎝。

縁には鈍きょ歯があり、厚質で光沢がある。上面は深緑色で下面は帯青白色である。

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茎(幹)の形質

幹は直立せず、太枝が横に広がる。樹皮は老成すれば暗色となり浅裂する。若枝は緑色。全株無毛。

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花の形質

長柄あるえき生集散花序に緑白色の花径約 0.5 ㎝の花が咲く。がくは4浅裂、花弁は4弁で平開する。

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果実の形質

果実は10月成熟、球形で径 0.7 ㎝で3~4裂し、黄赤色の仮種皮をもつ種子4個を放出する。

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生態

生育環境

自然分布は本州以南で、海岸近くの林に野生する。適湿地を好むが、土性を選ばずに育つ。

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その他生態

生長は早く、樹勢強健、乾湿地に育つ。萌芽力があり、強せん定にも耐える。

移植力も強い。耐潮性、耐水力もあり、煙害にも強い。都市環境にも抵抗性がある。

繫殖はさし木を主とする。実生もできる。さし木は春ざしか土用ざしをする。実生は秋に採種して種子を洗ってまく。

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関連情報

病害虫

ウドンコ病、ミノウスバ

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種・分類一覧