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ビヨウヤナギ(Hypericum monogynum)の分類 Hypericaceae
ビヨウヤナギ(Hypericum monogynum)の概要 Hypericum

ビヨウヤナギ(Hypericum monogynum)

【 学名 】
Hypericum monogynum L.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:50~150 ㎝

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最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、半常緑小低木

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花期

6~7月

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原産地

中国

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学名の解説

属名はギリシャ語の「下に hypo 」+「草むら erice 」が語源とも、古代ギリシャ名 hypericon にちなむともいわれる。

種小名 monogynum は1雌蕊の意味。

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和名の解説

姿が美しく、葉がヤナギに似ているためといわれるが、定かではない。

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別名・方言名

ビオウヤナギ(未央柳。白楽天『長恨歌』の一節「大液の芙蓉、未央の柳」に由来。これは未央宮の柳に楊貴妃の眉を偲び情景を歌ったもの)

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分類学的位置付け

オトギリソウ科 オトギリソウ属

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人間との関係

わが国へは1707年(宝永5)に渡来し、花木として庭園などに栽培されている。切り花としても使われ、鉢植えにもされる。
季題は「夏」。「咲き出でぬ未央柳のたよたよと 蛇足」などの句がある。

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形態

葉の形質

葉は対生し、葉柄はなく、長楕円状皮針形で長さ 4~8 ㎝、幅 1~2 ㎝ほどである。葉質は薄く、全縁で、透かしてみると細かい油点がある。

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茎(幹)の形質

茎は多く枝分かれし、株立ち状となっている。

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花の形質

枝の先に集散花序を出し、黄色で5弁の花をつける。花は直径 4~6 ㎝ほどである。雄しべは黄色で多数あり、基部は5つの束になっていて花弁より少し長い。花柱は先が5裂する。

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果実の形質

さく果は円錐形で長さ 0.7 ㎝ほどあり、がくが宿存する。9月頃、褐色に熟し5裂する。

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生態

生育環境

適潤またはやや湿気のあるところを好み、乾燥地は嫌う。

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その他生態

繫殖は実生、さし木、株分けによる。さし木は前年枝を3月頃、新枝を梅雨の頃さす。活着率はよく、実生と株分けは3月頃に行う。

萌芽力はあるがあまり強くせん定しないほうが形が整う。樹勢は強いので、寒中、暑中を除けばいつでも移植は可能である。

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関連情報

病害虫

カイガラムシ

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種・分類一覧