- 解説一覧
- キンシバイ(Hypericum patulum)について
キンシバイ(Hypericum patulum)
- 【 学名 】
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Hypericum patulum C. P. Thunberg ex A. Murray
基本情報
- 学名の解説
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属名は古代ギリシア名 hypericon にちなむ。ギリシア語の「下に pypo」+「草むら erice」が語源ともいわれる。
種小名 patulum はやや開出した、という意味。
参考文献
最終更新日:2020-05-01 キノボリトカゲ
- 人間との関係
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庭園や公園、寺院境内などに花木として栽培されている。切り花用。
平賀源内の『物品品隲』によると、1760年(宝暦10)に日本に伝来したという。
季題は「夏」。
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形態
- 花の形質
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枝先に集散花序をつけ、黄色丸弁の花を開く。花径は 4 ㎝ぐらいである。
雄しべは多数で5つの束となり、花弁より短い。子房には5本の花柱がある。
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生態
- その他生態
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繫殖は実生、さし木、株分けによる。実生は3~4月にまく。さし木は前年枝を3月頃、新枝を7月頃さす。株分けが最も容易で広く行われている。
半日陰地でも育つが、日当たりのよい所の方が花つきがよい。萌芽力はあるが、あまりせん定はしないほうがよい。
移植は簡単で、春秋の彼岸頃に行うとよい。肥料は寒肥として化学肥料などを施す。
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