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- コデマリ(Spiraea cantoniensis)について

コデマリ(Spiraea cantoniensis)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Spiraea cantoniensis Lour.
目次
基本情報
- 人間との関係
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古くに日本に渡来し、江戸時代の初めには記録(「花壇綱目」)があり、観賞用として江戸時代から栽培される。
生け花の花材としての需要も多い。
季題は「春」。「小てまりや上手に咲きて垣の上 嵐弓」「こでまりに端居の頃となりしかな 富安風生」などの句がある。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
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葉は有柄で互生し、葉身は皮針形または長楕円形で長さ 2~4 ㎝、幅 0.8~1 ㎝。
先はとがり、基部はくさび形でしだいに狭くなって葉柄に続く。
両面とも無毛で、裏面は白色を帯び、中央部以上に鈍きょ歯がある。葉柄は長さ 0.2~0.6 ㎝。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ
- 花の形質
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本年の枝の先に散房花序を出し、径 1 ㎝ほどの多数の白花を固まってつける。
花序は径 2.5~3 ㎝、花柄はながさ 0.8~1.2 ㎝、がく片は5個で長さ 0.15 ㎝。
花弁は5個、円形で長さ 0.4 ㎝ほど。雄しべは25個ぐらい。雌しべは5個。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ
生態
関連情報
- 栽培方法
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繫殖はさし木、株分けによる。さし木は開葉前か梅雨期にさすとよく活着する。
生長はよい。移植は容易で、寒暑のとき以外はいつでもよい。病害虫はほとんどない。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ