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サンザシ(Crataegus cuneata)の分類 バラ科(Rosaceae)
サンザシ(Crataegus cuneata)の概要 Crataegus

サンザシ(Crataegus cuneata)

【 学名 】
Crataegus cuneata Sieb. & Zucc.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:1.5~2 m

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最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉低木

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花期

4~5月

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分布

北海道、本州、四国に分布する。

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原産地

中国、モンゴル

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学名の解説

種小名 cuneata はくさび形の、という意味。葉基部の形による。

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和名の解説

実を意味する漢方名「山櫨子」からの転。

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分類学的位置付け

バラ科 サンザシ科

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花言葉

「希望」、枝は「厳格、過酷」

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人間との関係

庭樹として栽培。添景樹、花木として取り扱われる。果実は生食、薬用とする。

漢方では果肉を山櫨子・山査子と呼び、健胃、消化促進、整腸、二日酔いや食中毒剤に用いる。

1734年(享保19)、薬用植物としてわが国に渡来。

キリスト教伝説では、キリストの荊冠がこの枝でつくられたとされる。

そのとき流れた血がサンザシを清めたとされ、中世には魔除けの木とされた。

漢方で健胃消化、解毒に効き目があるとされる。また血管を拡張して血圧を降下させる作用があるとされる。

季題は「春」さんざしの花。

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形態

葉の形質

葉は互生、有柄、葉身は倒卵状くさび形で鈍頭、長さ 2.5~7 ㎝、幅 1~4 ㎝、上縁に浅くまたは深く3~5裂し、鈍形欠刻状きょ歯がある。

上面は深緑色で少し有毛、ときに無毛、下面はやや多毛である。

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茎(幹)の形質

枝は分枝が多く、枝の変形した鋭いとげがある。若枝には短毛がある。

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花の形質

散房花序に約 1.5~2 ㎝の白色5弁花を開く。雄しべは20、葯は赤い。花柱は5~6。

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果実の形質

果実は10月成熟、ほぼ球形で径 1~2 ㎝、紅熟する。

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種子の形質

種子は扁半月形で濃黒褐色、1果に4~6個入っている。

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似ている種 (間違えやすい種)

セイヨウサンザシ

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生態

生育環境

向陽の肥沃地を好む。生長は早い。やや乾いた土壌を好む。

萌眼力があり刈込みにも強い。移植も容易である。耐寒性がある。

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その他生態

繫殖はさし木と実生による。さし木は2月採穂し、さす。

実生は秋に採種し、湿度ある冷蔵庫で越冬させて2月中旬に播種する。

自然樹形を賞するが2~3年に1度、混みすぎ部分の枝抜きを行い、一定樹形の維持に努める。施肥は春に固形肥料を施す。

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関連情報

病害虫

カイガラムシ、アブラムシ

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種・分類一覧