- 解説一覧
- マルメロ(Cydonia oblonga)について
目次
基本情報
- 人間との関係
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果実は生食に不適で、砂糖漬け、ジャム、缶詰、ゼリー、ようかん、果実酒などに加工して食する。
熟果を輪切りにして干したものは、煎じて咳止め、消化に用いる。
実をかごなどに盛り、室内に置いて芳香を楽しむこともある。
中国を経て1634年(寛永11)に渡来したとされる。長野県諏訪地方では導入時にマルメロをカリンと誤称し、現在に至っている。
マルメロのジャムをポルトガル語でマルメラーダと呼び、これが英語のマーマレードの語源になった。
ヨーロッパでの栽培は古く、ギリシア・ローマ時代から行われた。
季題は「秋」。
参考文献
最終更新日:2020-04-30 キノボリトカゲ
形態
生態
- その他生態
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繁殖は芽接ぎによる。10 aあたりの植栽本数は約30~40本。樹の支立て方は自然開心形とする。台木は共台またはカリンを用いる。
結果習性は、前年生じた結果母枝の頂芽およびえき芽から出た新梢の先端に1花をつける。自家稔性が高いので特別に授粉樹を混植する必要はない。
施肥は11月の元肥を中心に、樹の勢いを見て少量のチッソ肥料を施す。その他の作業はリンゴに準ずる。
参考文献
最終更新日:2020-04-30 キノボリトカゲ