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ハナカイドウ(Malus halliana)の分類 バラ科(Rosaceae)
ハナカイドウ(Malus halliana)の概要 Malus

ハナカイドウ(Malus halliana)

情報不足種 (DD)

【IUCN】評価するだけの情報が不足している種

【 学名 】
Malus halliana Koehne

基本情報

草丈・樹高

・樹高:3~8 m

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最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉小高木

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花期

4月

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原産地

中国中部

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学名の解説

属名はリンゴのギリシャ名 Malus から出た名。種小名は植物採集家「ハルの」の意味。

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和名の解説

漢名「海棠」の音読み。

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亜種・変種・品種

カイドウ、ネムリバナ、ナンキンカイドウ、スイシカイドウ(垂糸海棠)

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分類学的位置付け

バラ科 リンゴ属

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花言葉

美人の眠り(カイドウ)

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人間との関係

鑑賞樹として庭園樹、盆栽鉢物とする。材は紅褐色で堅く、建築、家具などに使われる。

カイドウの名が初めて現れる文献は、室町時代の『下学集』(1444)。これはミカイドウのことで、ハナカイドウの登場はもう少し後である。

日本ではミカイドウはあまり広まらず、花材や切り花の需要の多いハナカイドウの方が発展した。

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形態

葉の形質

葉は卵形か長楕円状の卵形で先端は鋭く、基部は鋭形、縁はきょ歯が細かく鈍い。

長さ 4~9 ㎝、幅 1.5~6㎝、幼葉は帯紅色で萌芽し、成葉は緑色か濃緑色、平滑で質は堅くきょ歯は浅い。

葉柄は 1~2.5 ㎝ぐらい、托葉は小さく萌芽とともに落ちる。

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茎(幹)の形質

幹は直立するが枝は密で、幼枝は紫色で初め有毛、すぐに平滑となって灰褐色となり、幹は太くなる。

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花の形質

散形をして枝の端に花を下垂する。花梗は細長く 3.5~5 ㎝、紅色花で美しく、花弁5~15弁、がく片は三角状の卵形で外は無毛。

内面は白い毛がある。1房に3~7花の房状花序となる。

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果実の形質

果実は小形で、径 0.3~0.5 ㎝ぐらいで堅く、熟すると暗褐色となる。

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似ている種 (間違えやすい種)

ハナヤエカイドウ、シダレハナカイドウ、フイリカイドウ

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生態

生育環境

砂質壌土を適土として、肥沃地を好み、生育は良好で寒さに強い温帯産種。

野生系統は知られておらず、雑種起源の栽培植物と推定される。

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その他生態

2~3月にミツバカイドウ(ズミ)やマルバカイドウに接木をする。1年で 1~2 mの苗木ができる。

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種・分類一覧