- 解説一覧
- ハナカイドウ(Malus halliana)について

ハナカイドウ(Malus halliana)
【IUCN】評価するだけの情報が不足している種
- 【 学名 】
-
Malus halliana Koehne
目次
基本情報
- 人間との関係
-
鑑賞樹として庭園樹、盆栽鉢物とする。材は紅褐色で堅く、建築、家具などに使われる。
カイドウの名が初めて現れる文献は、室町時代の『下学集』(1444)。これはミカイドウのことで、ハナカイドウの登場はもう少し後である。
日本ではミカイドウはあまり広まらず、花材や切り花の需要の多いハナカイドウの方が発展した。
参考文献
最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
-
葉は卵形か長楕円状の卵形で先端は鋭く、基部は鋭形、縁はきょ歯が細かく鈍い。
長さ 4~9 ㎝、幅 1.5~6㎝、幼葉は帯紅色で萌芽し、成葉は緑色か濃緑色、平滑で質は堅くきょ歯は浅い。
葉柄は 1~2.5 ㎝ぐらい、托葉は小さく萌芽とともに落ちる。
参考文献
最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ
- 花の形質
-
散形をして枝の端に花を下垂する。花梗は細長く 3.5~5 ㎝、紅色花で美しく、花弁5~15弁、がく片は三角状の卵形で外は無毛。
内面は白い毛がある。1房に3~7花の房状花序となる。
参考文献
最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ