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- ナナカマド(Sorbus commixta)について
ナナカマド(Sorbus commixta)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Sorbus commixta Hedl.
目次
基本情報
- 和名の解説
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①材は燃えにくく、七度かまどに入れても燃え残るということから。
②ナナカマド(七日竈)の転。極上の堅炭を得るため、7日間かまどで蒸し焼きにするということから。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ
- 人間との関係
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温帯の庭園樹、公園樹、寒地の街路樹。材は茶褐色で耐久性が強く、車両材、精密機械木部、槌、ろくろ細工、彫刻として用いられる。
ナナカマドは木炭の極上品の原木にも用いられる。火力が強くとくにウナギの蒲焼用に珍重される。
樹皮の煎汁はあせも、疥癬に用いる。ヨーロッパでは下痢、膀胱の病気に使う。実は果実酒にすることもある。
北欧神話では雷神トールが大洪水のとき、この木に助けられたとされ、船をつくるときこの板を一枚用いて水難除けとした。
また、ヨーロッパ各地にこの枝を結んだ十字架を魔除けにする習俗があった。
日本にも雷除けの木として、家の軒先に植える風習がある。
北海道旭川市の市の木。
季題は「秋」。
参考文献
最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ
形態
- 葉の形質
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葉は互生し、奇数羽状複葉で長さ 15~20 ㎝、小葉は4~7対、皮針状長楕円形、長さ 3~7 ㎝、幅 2.5 ㎝、葉縁は単または重きょ歯である。
秋には美しく紅葉する。
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最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ
生態
- その他生態
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繫殖は実生、さし木による。実生は秋に採取し、果肉を水洗生干しし、3月に播種する。発芽率は中くらいである。
手入れはほとんど必要ない。せん定は地ぎわや幹から出るひこばえをつけ根から切る。
混みすぎた部分の枝抜きを落葉期に行う。施肥は春に固形肥料などを施してもよい。
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最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ