イヌビワ(Ficus erecta)の解説トップに戻る
イヌビワ(Ficus erecta)の分類 Moraceae
イヌビワ(Ficus erecta)の概要 Ficus

イヌビワ(Ficus erecta)

【 学名 】
Ficus erecta Thunb.

基本情報

草丈・樹高

高さ 3~5 m

参考文献

  • 河瀬晃四郎 1994 イヌビワ, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1985.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

花期

参考文献

  • 伊沢凡人 1980 イヌビワ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 101₋102.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

分布

日本、朝鮮半島南部、台湾に分布し、日本では関東以西の本州、四国、九州に自生する。

参考文献

  • 河瀬晃四郎 1994 イヌビワ, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1985.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

亜種・変種・品種

・ホソバイヌビワ(var. Sieboldii)
葉が長く広線形である。

参考文献

  • 伊沢凡人 1980 イヌビワ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 101₋102.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

分類学的位置付け

クワ科 イチジク亜属

参考文献

  • 河瀬晃四郎 1994 イヌビワ, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1985.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

形態

葉の形質

葉は有柄互生、楕円形~倒卵形~披針形、長さ 10~20 cmで先端は尖る。

全縁で表面は滑らかで裏側は縁が薄く、まれに分裂する。葉脈は著明である。

参考文献

  • 伊沢凡人 1980 イヌビワ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 101₋102.
  • 河瀬晃四郎 1994 イヌビワ, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1985.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

茎(幹)の形質

樹皮は灰白色、分枝して繁り、切ると白乳汁がでる。

参考文献

  • 伊沢凡人 1980 イヌビワ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 101₋102.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

花の形質

枝状葉腋からでた花柄の先についた丸い花嚢中にたくさんつき、赤みを帯びごく小さい。花嚢の外側には3個の苞が、また表面に小白斑がある。

雌花はがく片3~5、子房1、花柱1、雄花はがく片5~6、雄しべ3個内外である。

花嚢は熟すと緑色から紫黒色となり、径約 1.5 cm、球形で柔らかい。

参考文献

  • 伊沢凡人 1980 イヌビワ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 101₋102.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

果実の形質

果嚢は腋生、球形で径 7~17 mm、紫黒色に熟す。

参考文献

  • 河瀬晃四郎 1994 イヌビワ, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1985.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

生態

生育環境

暖地海岸丘陵の日当たりがよく水気の多い林中などに生える。

参考文献

  • 伊沢凡人 1980 イヌビワ, 伊沢凡人(著) 原色版日本薬用植物事典. 誠文堂新光社. 101₋102.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

その他生態

雄花嚢にはイヌビワコバチが寄生するため、中えい花がある。

参考文献

  • 河瀬晃四郎 1994 イヌビワ, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. 1985.

最終更新日:2020-06-08 ハリリセンボン

種・分類一覧