- 解説一覧
- ギョリュウ(Tamarix chinensis)について

基本情報
- 草丈・樹高
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高さ 6 m
参考文献
- 船越佳市・横井政人 1994 ギョリュウ, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典1. 小学館. 676.
最終更新日:2020-06-19 ハリリセンボン
- 花期
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5月と8月の年2回
参考文献
- 伊澤一男 1998 ギョリュウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 446.
最終更新日:2020-06-19 ハリリセンボン
- 和名の解説
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漢名の御柳(ギョリュウ)からつけられた。
参考文献
- 伊澤一男 1998 ギョリュウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 446.
最終更新日:2020-06-19 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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ギョリュウ科
参考文献
- 伊澤一男 1998 ギョリュウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 446.
最終更新日:2020-06-19 ハリリセンボン
- 人間との関係
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江戸時代後期の寛保年間(1741~1744)に、中国から渡来した落葉小高木である。イトスギに似た青々と美しい枝ぶりと、1年に2度花をつける珍しさから、庭木として広く栽培されている。
生薬名は、檉柳(セイリュウ)、御柳(ギョリュウ)とよばれる。
【成分】
フラボノイドのケンフェロール、クエルセチン、ラムノチドリンなどを含む。
【薬効と用い方】
・胃痛、二日酔い、肝疾患に用いる
乾燥した枝葉 5 gに水 600 ㏄を加え、2分ほど沸騰したら火を止める。熱いうちに茶こしでこして、ポットなどに入れておく。3回に分けて、空腹時を避けて食後に服用する。
参考文献
- 伊澤一男 1998 ギョリュウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 446.
最終更新日:2020-06-19 ハリリセンボン
形態
- 葉の形質
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葉は小さく針状、無毛で、枝全体をおおう。うろこのように重なりあった葉はこんもりしており、遠目にも緑が美しいが、冬には黄色くなって落ちる。
参考文献
- 船越佳市・横井政人 1994 ギョリュウ, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典1. 小学館. 676.
- 伊澤一男 1998 ギョリュウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 446.
最終更新日:2020-06-19 ハリリセンボン
- 花の形質
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花は淡紅色で粗い複総状花序につき、花序はほぼ円筒形を呈する。花弁は宿存性、花床は10深裂する。1つの花は、5枚の花弁と、長く外に伸びた5本の雄しべをもつ。
5月の花は古い枝に咲き、やや大きめだが、花が終わっても実を結ばない。
8月の花は新しい枝に小さめの花が咲き、やがて結実する。
8月の花が終わると、中に冠毛をもつ種子が入った小さな蒴果を結ぶ。
参考文献
- 船越佳市・横井政人 1994 ギョリュウ, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典1. 小学館. 676.
- 伊澤一男 1998 ギョリュウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 446.
最終更新日:2020-06-19 ハリリセンボン
関連情報
- 栽培方法
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簡単に挿し木ができる。5月頃、剪定ばさみで、幹に近い部分の小枝を付け根から 15 cmほど切り取って日陰で挿し木にする。根が出たら、日当たりのよい場所に移す。
参考文献
- 伊澤一男 1998 ギョリュウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 446.
最終更新日:2020-06-19 ハリリセンボン
- その他
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【採取時期と調整法】
葉が青々としている時期ならば、いつ採取してもよい。小枝ごと葉を切り取り、流水できれいに洗い、細かく刻んで天日で干す。
参考文献
- 伊澤一男 1998 ギョリュウ, 伊澤一男(著) 薬草カラー大事典:日本の薬用植物すべて. 主婦の友社. 446.
最終更新日:2020-06-19 ハリリセンボン