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ハイノキ(Symplocos myrtacea)の分類 Symplocaceae
ハイノキ(Symplocos myrtacea)の概要 Symplocos

ハイノキ(Symplocos myrtacea)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Symplocos myrtacea Sieb. & Zucc.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:5~6 m。大きいものでは 12 mになるものもある。
・幹径:30 ㎝

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最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑小高木

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花期

5月頃

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分布

本州(近畿西南部以西)、伊豆諸島(御蔵島のみ)、四国、九州に分布する。

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学名の解説

属名は「結合した symplocos」から。雄しべの基部が癒合しているため。

種小名 myrtacea は、フトモモ科の Myrtus の姿の、という意味。

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和名の解説

枝、葉を焼き灰から灰汁をとるため。

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別名・方言名

イノコシバ、イスノキ/ハイカズキ(山口)、ハイノキ(高知)、ノノコシバ(熊本)、シロボー(鹿児島、屋久島)

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分類学的位置付け

ハイノキ科 ハイノキ属

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人間との関係

材は細工物、器具材に用いる。灰汁は染料に用いる。

葉は乾燥すると黄色くなり、菓子や餅を黄色く染めるのに使われた。

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形態

葉の形質

葉は有柄で互生し、狭卵形または長楕円形で長さ 4~7 ㎝、幅 1.5~2.5 ㎝、先は長くとがり、基部は急鋭形またはやや円形となる。

やや薄い革質で毛はなく、表面は光沢があり、裏面は淡緑色で、縁には鈍頭の低いきょ歯がある。葉柄は長さ 0.8~1.5 ㎝ほど。

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茎(幹)の形質

樹皮は暗褐色、小枝は濃褐色で細く、若枝は緑色で乾くと黄緑色になる。

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花の形質

葉のつけ根から総状花序を出し、3~6個の白色花を開く。花序の中軸は短く、小花柄は細くて長さ 0.8~1.5 ㎝ぐらい。

包は卵形で長さ 0.35 ㎝ほど、背面に褐色の毛があり早落性。がく筒は漏斗状、がく片は5裂し、裂片は三角状卵形で先はとがる。

花冠は深く5裂し、径 1~1.2 ㎝ある。雄しべは多数あり、花冠裂片とほぼ同長。

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果実の形質

果実は細長い柄の先につき、狭卵形で長さ 0.7~0.8 ㎝あり、10月頃に紫黒色に熟す。

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生態

生育環境

常緑広葉樹林内の適潤な所にはえる。

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