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ハクウンボク(Styrax obassia)の分類 Styracaceae
ハクウンボク(Styrax obassia)の概要 Styrax

ハクウンボク(Styrax obassia)

【 学名 】
Styrax obassia Siebold & Zucc.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:10~12 m
・幹径:20~25 cm

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最終更新日:2020-06-30 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉高木

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分布

北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国東北区

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学名の解説

属名は「安息樹 storax」を産出する樹木の古代ギリシア名。種小名は和名の「オオバヂシャ」の意味。

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和名の解説

白い花の満開したさまが、白雲のように見えることから。

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別名・方言名

オオバヂシャ、ハビロ、オオガメノキ/ビカラ(北海道、青森)、ベラキ(秋田)、ヒメガシワ(山梨)、オンナカシワ(静岡)、アカシスバ(岡山)、ヤマズミ(長崎)/オヨペロニ(アイヌ)

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分類学的位置付け

エゴノキ科

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人間との関係

庭園、公園の植え込みに植え、白雲のような花を賞する。

材は緻密で堅く、傘のろくろ、将棋の駒、器具材、彫刻材、マッチの軸材などに用いる。

また薪炭材、種子の油から蝋燭をつくる。

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形態

葉の形質

葉は互生、短柄、葉身は卵円形、鋭頭、やや尾状、微凸頭で長さ 10~25 cm、幅 6~25 cm。

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茎(幹)の形質

幹は直立、分枝し、樹皮は暗灰色で光沢があり平滑。老木は縦裂し鱗片状にはげる。

枝は紫褐色、若枝は暗褐色で太くジグザグ状、生長すると外皮ははげる。

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花の形質

花は、長い総状花序に白花が約20個咲く。

がくは杯状で、花冠は漏斗状で5深裂し、長さ 2 cmぐらい。雄しべは多数、葯は黄色である。

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種子の形質

種子は褐色。

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芽生え・幼木の形質

冬芽は卵形で黄褐色毛が密布する。葉柄内柄である。

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似ている種 (間違えやすい種)

コハクウンボク S. shiraiana は日光や東海地方などに自生がある落葉低木。

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生態

生育環境

各地の山地に自生している。

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その他生態

陽樹だが半日陰地でも育つ。土地を選ばない。生長は早い。萌芽力があり、せん定に耐える。移植は容易である。

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関連情報

栽培方法

繫殖は実生による。10月採種し、採りまきするか翌春に播種する。

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病害虫

イセリヤカイガラムシ

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種・分類一覧