- 解説一覧
- サツキ(Rhododendron indicum)について
目次
基本情報
- 人間との関係
-
盆栽や鉢花、庭木として栽培され、おもに花を観賞する。白・桃・紅色・絞り、咲き分けなど花色も変化に富む。
季題は「夏」。「たづね来てさつきに早き山家かな 轉子」などの句がある。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ
形態
- 茎(幹)の形質
-
幹は多く高さ 0.3~1 mあまりの枝が横に広がる半円形の樹姿になる。
枝は新年枝では褐色剛毛が多く、古枝は毛がなくなり灰褐色となる。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ
生態
- 生育環境
-
渓流で砂地を好み、渓流の水しぶきがあたるか、地下水が垂れるような場所に多く、乾燥地にははえない常緑低木。
半日陰地でよく育っているが、日陰地でも河川の反射光でよく生育する。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ
- その他生態
-
繫殖は実生、さし木による。園芸品種が多く作られ、交配種も多い。
実生は5月にピートモスに播種し生育する。さし木は6月に鹿沼土にさすが、よく活着する。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ
関連情報
- 病害虫
-
庭木では初夏のグンバイムシとハダニの防除をすること。
7~9月に花芽ができるが、蕾を食べるルリチュウレンジハバチ(芯喰虫)の防除が必要である。
公園や庭園に使用されている品種の多くは、大盃と熊野が多く、耐病虫品種で栽培しやすい。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 キノボリトカゲ