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テイカカズラ(Trachelospermum asiaticum)の分類 Apocynaceae
テイカカズラ(Trachelospermum asiaticum)の概要 Trachelospermum

テイカカズラ(Trachelospermum asiaticum)

【 学名 】
Trachelospermum asiaticum (Sieb. & Zucc.) Nakai

基本情報

草丈・樹高

・高さ:数十m
・幹径:5 ㎝

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最終更新日:2020-04-30 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、常緑つる性植物

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花期

5~6月

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分布

本州の秋田県以南、四国、九州に分布している。

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学名の解説

属名は「頸 tracheros 」+「種子 sperma」で、種子がくびれている意味だが、実際とは合わない。

種小名 asiaticum はアジアの、の意味。

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和名の解説

①定家の墓にまとう葛の意味で、謡曲『定家』に由来。

②テイカ(庭下)の葛の意味から。

③藤原定家の墓にはえたからという伝説から。

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別名・方言名

マサキノカズラ、チョウジカズラ、セキダカズラ(葉が小形のものを雪駄にたとえていう)/ツタゴカミ(福島)、ウルシ(千葉)、マサキ(東京・八丈島、三宅島)、シオカイ(高知)、ゼニカズラ(熊本、大分、鹿児島)

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分類学的位置付け

キョウチクトウ科 テイカカズラ属

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人間との関係

地被材料として群面緑化や袖垣、柵ににからませたり、盆栽、鉢物、生垣にもちいる。

茎、葉を乾燥したものを漢方で絡石といい、解熱・強壮剤として使用する。

季題は「秋」。「朝鳥に定家かづらも香をおくる 秋櫻子」の句がある。

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形態

葉の形質

葉は対生で、長楕円形または狭長楕円形で、長さは成木で 3~7 ㎝、幅 1.2~2.5 ㎝。

革質で濃緑色であるが、幼木では長さ 1~2 ㎝と小形であり、変異が多い。

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茎(幹)の形質

茎は長くのびる。

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花の形質

花は頂生またはえき生し、集散花序をつけ、花は初め白色であるが、のちに淡黄色花に変ずる。

香りがある。花冠上部は5裂し径約 2 ㎝。

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種子の形質

タンポポのような種子を飛散させる。

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似ている種 (間違えやすい種)

チョウセンテイカカズラ

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生態

生育環境

土地性を選ばず耐陰性があり、樹林下などに生育する。暖地にあって、山野の樹幹や岩石などに気根を出して生じる。

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その他生態

繫殖はさし木、実生による。実生は細長い種子を取り出し、乾燥保存し、春に播種する。

一般には自由に伸長させるが、つるがよくのびるので、ときにせん定を行って形を整えてやる。

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種・分類一覧