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ノウゼンカズラ(Campsis grandiflora)の分類 Bignoniaceae
ノウゼンカズラ(Campsis grandiflora)の概要 Campsis

ノウゼンカズラ(Campsis grandiflora)

【 学名 】
Campsis grandiflora (Thunb.) K. Schum.

基本情報

草丈・樹高


・茎径:7 ㎝

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最終更新日:2020-05-19 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉つる性植物

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花期

7~8月

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分布

本州以南、四国、九州に分布する。

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原産地

中国

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学名の解説

属名は弯曲の意味、雄しべが弓形をしているため。種小名 grandiflora は大きな花の、の意味。

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和名の解説

古くはノショウ、ノショウカズラといい、これが転じて、ノウゼンカズラとなった。

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別名・方言名

マカヤキ、ノショウ、ノウゼン、ラッパツルクサ/キンレン(岩手)、マサキノカズラ(愛媛)、アノヨノレンゲ(長崎)

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分類学的位置付け

ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属

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花言葉

名声、評判(英)、遠い国(仏)

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人間との関係

庭園、公園の花木。壁面にはわせたりポール仕立て、パーゴラにはわせる。

花は漢方で利尿、通経に使われるが成分は不明

貝原益軒の『花譜』に「花を鼻にあてて嗅ぐべからず、脳を破る。

花上の露目に入れば目暗くなる」とあり、この植物に毒性があるかのように書かれている。

一般にも有毒植物とされ、花の蜜が目に入ると視力を失うというが俗説にすぎない。

古い時代、中国から渡来したものだが、近年はアメリカノウゼンカズラ(コノウゼンカズラ)も多くみられる。

日本には9世紀にすでに渡来していた。

花の干したものを中医方で凌霄花といい、利尿、通経に用いるし、根や茎もよく似た目的に用いられる。

季題は「夏」。「凌霄は妻恋ふ真昼のシャンデリア 草田男」「家毎に凌霄咲ける温泉かな 子規」などの句がある。

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形態

葉の形質

葉は対生、奇数羽状複葉で長さ 20~30 ㎝、小葉は3~4双、卵形または卵状皮針形で鋭尖頭、葉縁には粗いきょ歯があり無毛。

長さ 3.5~6.5 ㎝、幅 2~4 ㎝。冬は落葉する。

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茎(幹)の形質

幹はつるとして長くのびる。茎の節部から気根を出す。

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根の形質

浅根性である。

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花の形質

新枝の先に円錐花序に下垂する。2花づつ対生する。花は上向き、横向きに咲く。花冠はがくとともに大形、長さ 5~6 ㎝、径 6~7㎝。

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似ている種 (間違えやすい種)

アメリカノウゼンカズラ

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生態

生育環境

向陽地を好む。日陰地では花つきが悪い。

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関連情報

栽培方法

繫殖はさし木が主で、つる枝をさす。節から発根する。根ざしは3~4月、根を 15 ㎝ぐらいに切ってさす。取り木は6月、実生もできる。

細かい枝を切り幹だけにする。2月下旬頃に行う。幹の途中から出るつるや根もとのヤゴ、地下茎は早めに切り取る。

ふつうは施肥の必要はない。枝葉が出すぎないようにチッソ肥料はできるだけ避ける。

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種・分類一覧