- 解説一覧
- ヒルガオ(Calystegia pubescens)について
基本情報
- 花期
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7~8月
参考文献
- 北村四郎, 村田源, 堀勝 1957 ヒルガオ, 北村四郎、村田源、堀勝(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅰ・合弁花類. 保育者. 204.
- 村田源 1981 ヒルガオ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎、亘理俊次、富成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類. 平凡社. 59.
- 山田卓三 1992 ヒルガオ, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. 122.
最終更新日:2020-05-29 ハリリセンボン
- 分布
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北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国に分布している。
参考文献
- 北村四郎, 村田源, 堀勝 1957 ヒルガオ, 北村四郎、村田源、堀勝(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅰ・合弁花類. 保育者. 204.
- 村田源 1981 ヒルガオ, 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎、亘理俊次、富成忠夫(編) 日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類. 平凡社. 59.
- 山田卓三 1992 ヒルガオ, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. 122.
最終更新日:2020-05-29 ハリリセンボン
- 和名の解説
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和名は、朝開き、日盛りに咲いていることから、朝顔に対してついたものである。
参考文献
- 山田卓三 1992 ヒルガオ, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. 122.
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- 別名・方言名
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方言名には、アメフリゲンダ、アメップリバナ、イヌアサガオ、イモガラクサ、オコリズル、オタノミバナ、カミナリバナ、チョコバナ、ミミダレグサなどがある。
参考文献
- 山田卓三 1992 ヒルガオ, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. 122.
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- 人間との関係
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食用には、7月~8月頃花を摘み取り酢を落とした熱湯にくぐらせ、マスタード・ドレッシング、甘酢などで味わう。花を、生のままサラダなどに使うのもよい。若葉やつる先の細長い地下茎も、食べることができる。
中国では若芽を利尿、強壮薬として用いる。
参考文献
- 山田卓三 1992 ヒルガオ, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. 122.
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形態
- 葉の形質
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葉は長さ 1~4 cmの柄があり、葉身はほこ形、矢じり形で長さ 5~10 cm、側片は小形で通常分裂しない。
参考文献
- 北村四郎, 村田源, 堀勝 1957 ヒルガオ, 北村四郎、村田源、堀勝(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅰ・合弁花類. 保育者. 204.
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- 茎(幹)の形質
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地下茎はつる状でまわりのものに絡みつき長く伸びる。
参考文献
- 山田卓三 1992 ヒルガオ, 山田卓三(著) 山田卓三(監修) 野草大百科. 北隆館. 122.
最終更新日:2020-05-29 ハリリセンボン
- 花の形質
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花は葉腋に1個づつ開き、花柄は長さ 3~6 cm、苞は卵形で長さ 2~2.5 cmである。
基部はやや心形、がくは卵形で苞より短く、花冠は長さ 5~6 cm。葉腋から出た花柄に淡紅色の花をつける。
参考文献
- 北村四郎, 村田源, 堀勝 1957 ヒルガオ, 北村四郎、村田源、堀勝(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅰ・合弁花類. 保育者. 204.
最終更新日:2020-05-29 ハリリセンボン
- 果実の形質
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通常果実は熟さない。
参考文献
- 北村四郎, 村田源, 堀勝 1957 ヒルガオ, 北村四郎、村田源、堀勝(著) 原色日本植物図鑑・草本編Ⅰ・合弁花類. 保育者. 204.
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生態
- 生育環境
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日当たりのよい野原でよく見られるつる性の多年草で、つるの巻き方は右巻きである。
参考文献
- 天野誠 1997 ヒルガオ, 八尋洲東(編) 植物の世界2,種子植物 双子葉類2. 朝日新聞社. 298-299.
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- 送粉様式
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花粉は、日中に活動するハナバチやチョウが媒介している。
ハナアブも花粉を舐めに訪れるが、柱頭にあまり触れないために、効率のよい花粉媒介者ではない。
参考文献
- 天野誠 1997 ヒルガオ, 八尋洲東(編) 植物の世界2,種子植物 双子葉類2. 朝日新聞社. 298-299.
最終更新日:2020-05-29 ハリリセンボン
- その他生態
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ヒルガオは、同じ科でも花が午後にはしぼむアサガオや、夕刻から花が咲きだすヨルガオと違って、一日花であり、日中の暑い盛りにも花が開いている。
参考文献
- 天野誠 1997 ヒルガオ, 八尋洲東(編) 植物の世界2,種子植物 双子葉類2. 朝日新聞社. 298-299.
最終更新日:2020-05-29 ハリリセンボン