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アオハダ(Ilex macropoda)の分類 Aquifoliaceae
アオハダ(Ilex macropoda)の概要 Ilex

アオハダ(Ilex macropoda)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Ilex macropoda Miq.

基本情報

草丈・樹高

・樹高:8~10 m
・幹径:20~30 ㎝

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最終更新日:2020-04-30 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉高木

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花期

5~6月

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分布

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国の温帯、暖地に分布。

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学名の解説

種小名 macropoda は長柄の、の意味。

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和名の解説

枝や幹の樹皮を爪でかくと、簡単に内側の緑色の層があらわれるのでアオハダという。

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分類学的位置付け

モチノキ科 モチノキ属

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人間との関係

野趣に富み、赤い実が美しいのでときに庭園、公園に植栽される。材は白く、寄木、ろくろ細工、器具材、マッチ軸木材、葉は食用、茶の代用とする。

東北地方ではこけしにも使われる。

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形態

葉の形質

葉は互生し、短枝頂のものは束生する。葉身は卵形または広卵形で急鋭尖、長さ 4~ 7㎝、幅 2~4 ㎝、縁には凸端に終わる。

低いきょ歯がある。上面は細毛があるかまたは無毛。下面は淡緑色で光沢があり、とくに脈上に開出毛がある。

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茎(幹)の形質

幹は直立、株立もあり、分枝する。樹皮は帯白色で、枝は初め帯緑色でのちに灰白色となる。

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花の形質

雌雄同株で、雄花は短枝に集まってつき球形をなし、雌花は短枝上に発生し、小形で緑白色をしている。

がくは4裂、裂片は三角状で毛縁である。花弁は4片で卵状または楕円形をしいている。

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果実の形質

果実は10月に成熟、核果は円状球形で赤熟する。径 0.7~0.8 ㎝。

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種子の形質

種子は長半球形で1果に4個あり、長さ 0.5~0.6 ㎝である。

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似ている種 (間違えやすい種)

ケナシアオハダ

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生態

生育環境

各地の山地にふつうに見られる中庸樹。やや陽性を帯びる。深層の肥沃地を好む。生長は早い。耐寒性がある。

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その他生態

繫殖は実生またはさし木による。自然に樹形は整うので手入れの必要はない。

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