- 解説一覧
- Ilex rotundaについて
目次
基本情報
- 草丈・樹高
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樹高:10 m
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- 分布
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東北南部以南の本州、四国、九州、沖縄、台湾、中国、インドシナまでの沿海地に多い。
参考文献
- 堀田満 1989 モチノキ属, 堀田満(著) 世界有用植物事典. 平凡社. pp. 548-550..
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- 学名の解説
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属名はhollyあるいはholly oakのラテン古名。種小名rotundaは円形の意味。
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
- 1996 図説花と樹の大事典 - 書籍全体, 木村陽二郎(監修) 植物文化研究会(編) 図説花と樹の大事典. 柏書房. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- 和名の解説
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枝が紫黒色を帯びているため、あるいは葉が乾くと鉄色になるため。
参考文献
- 1996 図説花と樹の大事典 - 書籍全体, 木村陽二郎(監修) 植物文化研究会(編) 図説花と樹の大事典. 柏書房. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- 別名・方言名
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フクラシバ、フクラモチ、クロガネノキ/オンジモチ(千葉)、モチ(静岡、広島、島根)、イヌモチ(静岡、高知)、テラッパ(三重、奈良)、アオキ(和歌山、山口、高知、愛媛)、イモクソ(宮崎、熊本、鹿児島)、シロキ(高知、大分、鹿児島)
参考文献
- 1996 図説花と樹の大事典 - 書籍全体, 木村陽二郎(監修) 植物文化研究会(編) 図説花と樹の大事典. 柏書房. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- 分類学的位置付け
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モチノキ科 モチノキ属
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- 人間との関係
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季題は「夏」。
庭園、公園の主木、植え込み。紅い果実を賞する。材は器具材、彫刻材に用いる。
材や櫛は印鑑に使われる。
中国では樹皮や根皮を救必応と称し、薬用にする。止血、平滑筋の収縮などの作用があり、解毒、止痛、風邪、扁桃腺などの痛みに用いられる。
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
- 1996 図説花と樹の大事典 - 書籍全体, 木村陽二郎(監修) 植物文化研究会(編) 図説花と樹の大事典. 柏書房. .
- 堀田満 1989 モチノキ属, 堀田満(著) 世界有用植物事典. 平凡社. pp. 548-550..
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形態
- 葉の形質
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葉は互生、有柄で 2.5 cmぐらいで紫色、葉身は広楕円形または楕円形で鈍頭。
長さ 5~8 cm、幅 3~4 cm、縁は全縁であるが、萌芽枝などにときに粗大きょ歯がある。上面は深緑色、下面はやや淡色。
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- 茎(幹)の形質
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幹は直立し、分枝する。樹皮は灰白色で平滑。枝は暗褐色で無毛。新梢は紫色。
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
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- 花の形質
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雌雄同株。花は、新枝に集散花序をなして径約 0.4 cmの淡紫白色の花を多数つける。
がくは4~5浅裂、裂片は広三角形、花弁4~5枚、楕円形でがくより長い。
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- 果実の形質
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果実は径 3~5 mmで赤熟する。
参考文献
- 1996 図説花と樹の大事典 - 書籍全体, 木村陽二郎(監修) 植物文化研究会(編) 図説花と樹の大事典. 柏書房. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- 似ている種 (間違えやすい種)
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モチノキ
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
生態
- 生育環境
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関東以南の暖地に自生する中庸樹~陽樹。日陰地にも耐える。湿気ある肥沃地を好む。生長はやや遅い。都市環境にも適応性がある。
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン
- その他生態
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繫殖は多くはさし木による。7~9月に採穂、水揚げさせたものをさしとこにさす。接木は3月に行う。実生もできる。
実を賞する目的の雌木は支障枝の枝抜き程度にする。強せん定は避ける。雄木はクスノキに準ずる。施肥はチッソ肥料を避け、リン酸、カリ肥料を施す。
参考文献
- 2004 新訂原色樹木大図鑑 - 書籍全体, 青木司光(著) 邑田仁(監修) 新訂原色樹木大図鑑. 北隆館. .
最終更新日:2021-04-28 ハリリセンボン