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- ソテツ(Cycas revoluta)について
ソテツ(Cycas revoluta)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Cycas revoluta Thunb.
目次
基本情報
- 人間との関係
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暖地の公園樹、庭園樹など、観賞用として植えられるほか、葉は盛花にも用いられる。
種子は薬用、食用とする。外殻は加工して玩具とする。
種子や幹の髄にはデンプンが含まれ、古くは救荒食として利用されたが、現在は作用の強い有毒成分サイカシンが含まれることが明らかにされており、食用とされることは少ない。
南国情緒の漂うソテツだが、日本固有の植物。1500年頃に琉球から伝えられたと考えられる。
当時はソテツに漂う異国情緒が好まれ、各地で植えられた。織田信長も安土城に植えたといわれる。
各地の老ソテツの中には、天然記念物に指定されているものもある。
とくに有名なのは静岡県清水市竜華寺のソテツで、高さ 4 mにも達する。
また宮崎県都井岬、および鹿児島県のソテツ自生地は天然記念物に指定されている。
ソテツが花粉の中に精子を生ずることを発見したのは池野成一郎博士。1896年(明治29)のことで、世界に残る業績となった。
季題は「夏」。蘇鉄の花。
参考文献
最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ
形態
- 花の形質
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雌雄同株で茎の先端に開花する。雄花は円柱状に直立してつき、長さ約 60 ㎝。
雌花は多数の雌しべが球状に集まり、直径 40 ㎝ほど。
参考文献
最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ
生態
関連情報
- 栽培方法
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繫殖は実生、さし木、株分けによる。実生は、常温貯蔵し、春に播種する。発芽率は高い。
整枝、せん定の必要はない。初夏に新葉が開いたら、傷んでいる葉を切り更新をはかる。
施肥は葉の出る前の2月頃に油かす、鶏ふんなどを根もとに施す。
9月上旬に化成肥料を少し施せばよい。病害虫は特記するものはない。
参考文献
最終更新日:2020-05-18 キノボリトカゲ