- 解説一覧
- Monsteraについて

基本情報
- 分布
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およそ60種がメキシコからブラジル、ボリビアまで分布している。
参考文献
- トーマス・クロート 1997 モンステラ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. p. 72.
最終更新日:2021-02-08 ハリリセンボン
形態
- 葉の形質
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葉は常緑で、2列に互生し、葉柄の中ほどまで葉鞘があり、先端部がふくれて葉枕をつくる。
葉身は若い幼形のものでは卵形~心臓形で全緑であるが、成熟した大形のものでは側脈の中間部に穴が空いたり、その穴が繋がって羽状に中裂していることが多い。
参考文献
- 堀田満 1994 モンステラ属, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. pp. 2491-2492.
最終更新日:2021-02-08 ハリリセンボン
- 茎(幹)の形質
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茎はやや木質のつる性または半つる性で、多くの場合太い気根を節から出し、他物によじ登る。
参考文献
- 堀田満 1994 モンステラ属, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. pp. 2491-2492.
最終更新日:2021-02-08 ハリリセンボン
- 花の形質
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花序は、両性で花被片のない小さな花が密集する肉穂花序で、仏炎苞に包まれている。開花のときには仏炎苞が開くが、まもなく脱落する。最下部の花はふつう不稔で、ハリナシバチ属のハチが巣づくりに使う樹脂を出す。
参考文献
- トーマス・クロート 1997 モンステラ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. p. 72.
最終更新日:2021-02-08 ハリリセンボン
- 種子の形質
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種子は大形で、胚乳がなく、養分は発達した子葉に貯められる。
参考文献
- 堀田満 1994 モンステラ属, 北村文雄(著) 塚本洋太郎(監修) 園芸植物大事典2. 小学館. pp. 2491-2492.
最終更新日:2021-02-08 ハリリセンボン
生態
- 生育環境
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湿気の多い森林
参考文献
- トーマス・クロート 1997 モンステラ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. p. 72.
最終更新日:2021-02-08 ハリリセンボン
- その他生態
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異形葉の発達が見られる。発芽するとまず、葉が鱗片状に退化した、長い糸状の茎をつくる。この芽生えのシュート(茎とそれにつく葉のまとまり)は、日陰を探し求め、その過程でよじ登る場所を見つけ出す。よじ登りはじめると、幼葉がつくられるようになる。
幼葉はしばしば、卵形からほぼ円形で、葉柄は非常に退化し、互いに密につくため、屋根瓦のように重なりあって木の幹などを覆っている。十分によじ登ると、はっきりした葉柄のある成葉をより広い間隔をあけてつけはじめる。
成葉の葉身の形は幼葉とまったく異なることが多く、切れ込んだり、穴が開いたりしている。また水平方向に広がり、太陽光を受けやすくなっている。これらの異形性の発現のきっかけと機構はまだ分かっていない。
参考文献
- トーマス・クロート 1997 モンステラ, 八尋洲東(編) 植物の世界11,種子植物 単子葉類3. 朝日新聞社. p. 72.
最終更新日:2021-02-08 ハリリセンボン