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- トドマツ(Abies sachalinensis)について
トドマツ(Abies sachalinensis)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Abies sachalinensis (F. Schmidt) Mast.
目次
基本情報
- 人間との関係
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寒地の庭園樹。材は建築、器具、土木、船舶、包装、マッチ軸木、パルプなどに用い、クリスマスツリーとしても使用される。
材は軽軟でやや耐朽性に欠け、製紙、パルプ用材のほか建築材、土木用材、器具材として用いる。気乾比重約 0.42。
参考文献
最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ
形態
- 茎(幹)の形質
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幹は直幹で枝条は密生する。樹皮はやや平滑で、帯紫褐色または灰褐色であるが、老木は縦裂を生じ、赤味を帯びる。
また、通常地衣の着生により灰白色を呈していることが少なくない。
参考文献
最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ
生態
- 生育環境
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幼樹は耐陰性が強く、樹林下でも庇陰に耐えよく生長する。植栽は海抜 600 m以下の適潤肥沃なところが適する。
小面積皆伐跡地的なところがよく、肥沃な深い土壌を好む。
参考文献
最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ
- その他生態
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繫殖は実生による。種は秋まきが多い。
かなり手入れの必要があり、とくに幼齢期に霜害にかかりやすい。老齢になるとサルノコシカケ類の木材腐朽菌の寄生をうける。
参考文献
最終更新日:2020-04-27 キノボリトカゲ