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ヒマラヤスギ(Cedrus deodara)の分類 Pinaceae
ヒマラヤスギ(Cedrus deodara)の概要 Cedrus

ヒマラヤスギ(Cedrus deodara)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Cedrus deodara (Lamb.) G. Don

基本情報

草丈・樹高


・樹高:20~30 m
・幹径:0.8~1 m

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最終更新日:2020-04-28 キノボリトカゲ

生活形

・針葉樹、常緑高木

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花期

10~11月

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分布

カシミール、ヒマラヤ、アフガニスタン、ベルギスタンの海抜 1100~4000 mに分布。

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原産地

ヒマラヤ北西部、アフガニスタン。

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学名の解説

属名はアラビア語の「力 kedron」から出た語で、香のよい木樹木のギリシア名 cedros にちなむ。

種小名は「神木」の意味で、古くから神聖な木とされていることから。

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和名の解説

ヒマラヤ産のスギの意味で、葉形がスギに似ていることから。

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別名・方言名

ネズモミ、カラマツモミ、ヒマラヤシーダー

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分類学的位置付け

マツ科 ヒマラヤスギ属

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花言葉

力(ちから)

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人間との関係

世界の三大公園樹。

辺材は白色、心材は黄褐色から褐色で特有の臭気がある。耐朽性大で、自生地では建築、器具、造船材などに用いられる。

日本には明治初年頃に渡来。

聖書にも登場するレバノンンシーダーはこの仲間で、ソロモン神殿の建材に使われたと伝えられる。

プリニウスの『博物誌』にはシーダーの樹液を塗布すれば死体を保存できるとあり、エジプトではミイラの腐食防止にこの木を用いたという。

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形態

葉の形質

葉は暗緑色、針状で長さ。2.5~5 ㎝。若い長枝では互生し、短枝では20~60枚がつく。

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茎(幹)の形質

樹皮は灰褐色で割れて、はげ落ちる。

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花の形質

雌雄同株。雄花は短枝に頂生。直立し長楕円形で長さ 3 ㎝の穂状。雌花は円錐形、枝の上に単立、浅緑紫紅色。

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果実の形質

球果は翌年10~11月成熟、直立し卵形か長卵形。長さ 6~13 ㎝、径 5~6 ㎝。

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種子の形質

種子は大形の翼をもつ。

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生態

生育環境

温帯の高地で、日当たりのよい適潤な肥沃地に自生する陽樹。

樹勢強く、耐寒、耐暑性もあり、比較的土地を選ばず、大木移植も可能。

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その他生態

繫殖は実生かさし木による。さし木は春ざし、夏ざし。

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関連情報

病害虫

アブラムシ、ハマキムシ

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その他

300年以上生きる。

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種・分類一覧