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ヒグマ(Ursus arctos)の分類 クマ科(Ursidae)
ヒグマ(Ursus arctos)の概要 Ursus

ヒグマ(Ursus arctos)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Ursus arctos Linnaeus, 1758

基本情報

大きさ・重さ

頭胴長 (エゾヒグマ):オス 1.9〜2.3 m, メス 1.6〜1.8 m(門崎・犬飼, 2000, pp. 187-188)
体重 (エゾヒグマ):オス成獣 120〜250 kg, メス成獣 80〜150 kg(門崎・犬飼, 2000, pp. 187-188)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

分布

北米大陸およびユーラシア大陸の中高緯度帯

参考文献

  • 増田泰 2018 第2章 ヒグマ , 増田隆一(編) 日本の食肉類. 東京大学出版会. p. 44.

最終更新日:2020-06-17

生息状況

環境省レッドリスト-絶滅の恐れのある地域個体群 (LP):石狩西部、天塩・増毛地方

参考文献

最終更新日:2020-06-17

学名の解説

属名の "Ursus" はラテン語でクマを意味し、種小名の "arctos" はやはりギリシャ語でクマを意味する。したがって、学名の意味するところは「クマの中のクマ」ということである。(門崎・犬飼, 2000, p. 96)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

亜種・品種

・ヨーロッパヒグマ (U. a. arctos)…ヨーロッパに生息。(白井, 1993, p. 371)
・アメリカヒグマ (U. a. horribilis)…北米に生息。(白井, 1993, p. 21)
・エゾヒグマ (U. a. yesoensis)…北海道に生息。(白井, 1993, p. 54)

参考文献

  • 1993 世界哺乳類名検索事典 (和名篇) - 書籍全体, 白井祥平(編) 世界哺乳類名検索事典 (和名篇). 原書房. .

最終更新日:2020-06-17

人間との関係

ヒグマは一般的には害獣と認識されており、開拓時代以降は、人や家畜、農作物に被害を与える害獣及び潜在的な被害への恐怖の対象として積極的に捕獲される一方、狩猟獣資源としても有効に活用されてきた。
昭和37年から平成28年3月末までの間に136人 (1年当たり2.5人) がヒグマによる人身被害を受けており、うち51人 (1年当たり0.94人) が死亡している。被害者の活動別にみると、最も多いのがヒグマの狩猟や許可捕獲の際に逆襲に遭ったもので、全体の41% (56人) を占めている。狩猟者以外の一般人の被害で最も多いのは、山菜採りやキノコ狩りの際に発生したもので、全体の 24% (33人) を占める。
農業被害額は昭和40年代後半から現在にかけて増加傾向が続いており、昭和50年代後半に5000万円、平成9年度には1億円を超え、平成22年度には1億9000万円に達した。平成26年度の被害額1億2800万円について作物別にみると、最も被害額が多いのはデントコーン (60%) であり、3番目に多いスイートコーン (6%) と合わせるとコーン類が全体の3分の2を占める。2番目に多いのはビート (17%) であり、4番目は小麦 (4%)であった。
一方で、昔からヒグマを狩猟してきたアイヌ民族からは、ヒグマは恵みをもたらす存在として認識されており、畏敬の念を込めてキムンカムイ (山の神) と呼ばれた。
北海道のお土産として有名な木彫りの熊は、もともとはスイス原産で、渡島管内八雲町の徳川農場主の徳川義親が1921〜1922年の欧州旅行の際にスイスから持ち帰り、これを見本として木彫グマの制作を奨励したのがそもそも北海道での木彫グマの始まりである。大正末から1930年代までは、木彫りのクマを安産のお守りとする人もいた。

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .
  • 増田泰 2018 第2章 ヒグマ, 増田隆一(編) 日本の食肉類. 東京大学出版会. p. 52.

最終更新日:2020-06-17

形態

成獣の形質

日本に生息するもう一種のクマであるツキノワグマとは、手の裏の裸皮部分で区別される。ヒグマの手の主な裸皮部は手の前半部なのに対し、ツキノワグマの手は裸皮部が手根まで大きく広がっている。
雌雄の判別は難しく、山野でヒグマを実見して、その体形・外貌から性別を判断することはまず不可能であり、接近して外性器の形や位置、あるいは放尿時の身体から尿の流れ出る位置を確認しない限り判定し得ない。手足跡の横幅が 15 cm 以上は雄であり、雌で手足の横幅が最大のものは 14.5 cm である。
体毛の色は黒色・褐色・白色のほか、これらの中間色や混和・混在色もあっていろいろである。一年に二度換毛し、北海道のヒグマは5月末から7月末にかけて冬毛から夏毛に換わる。夏毛は綿毛が抜け落ちてほとんど刺毛だけになる。夏毛から冬毛に換わるのは9月中ごろからで、綿毛が多くなり始め、さらに長い刺毛も増え、12月初めころにはふくよかな冬毛が完成する。夏毛と冬毛で毛色も多少違う。

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

幼獣の形質

生まれたときの子は頭胴長 25〜35 cm、体重 300〜600 g、手足底の最大幅は 17〜24 mm で、全身に7〜8 mmの産毛が疎生している。犬や猫の子と同じく、上瞼と下瞼が眼球を覆い癒着しているため目は見えない。耳孔も癒着しているため音も聴こえず、歯も生えていない。一方で鼻孔は開いており、口唇や舌はよく動く。
生後3ヶ月になると頭胴長は 55〜75 cm、体重 3〜6 kg になり、全身に長さ 4〜5 cm 程度の刺毛と綿毛が隙間なく生えて来ている。手足底の最大幅も 5.5〜8 cm にもなっている。このころには目も見えるし、音も聞こえる。乳歯ももちろん生えて来ている。
1歳ごろになると頭胴長 90〜120 cm、体重 30〜50 kg、手足底の最大幅も 9〜13 cm になっている。刺毛は 7〜8 cm 程度になり、容貌もヒグマらしくなっている。歯もほとんど乳歯から永久歯に生え変わっていて、乳歯で残っているのはふつう犬歯だけである。この頃から雄は雌に比べて体が断然大きくなり始める。
(門崎・犬飼, 2000, pp. 180-182)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

生態

生息環境

人に対する警戒心が強いため、人と遭遇しにくく、しかも採餌や休息が出来、冬ごもり穴も確保し得るような環境を好む。そういう環境であれば林種は無関係で、天然林、人工林、純林、混交林など何でもよく、人工林も4, 5年施業しないとヒグマが土着するし、穴を掘って冬ごもりをする。主に山地・丘陵の森林地帯とその間の天然草本類の発達地に生息する。冷涼な気候を好む。(門崎・犬飼, 2000, p. 148)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

食性

雑食性。植物質のものでは雪解けから初夏にかけてのミズバショウ、初夏のエゾヤマザクラなどの液果類、夏から初秋のハイマツ球果、秋のシウリザクラ、サルナシ、ヤマブドウ、ナナカマド、キハダなどの果実、ミズナラ、オニグルミなどの堅果、動物質のものでは雪解け時期のエゾシカ、初夏のエゾシカ新生子、海鳥の卵や雛、初夏から夏のエゾハルゼミ、コエゾゼミの幼虫、アリ類などの昆虫類、海岸の小動物、漂着する海獣死体、夏から秋のカラフトマス、シロザケの遡河性のサケ科魚類など季節に応じて様々なものを摂食する。共食いもし、これには斃死体を偶然見つけて食う場合と、ごくまれではあるが闘争して相手を斃しこれを食う場合とがある。多くは不意の遭遇や、餌である獣の斃死体の取り合いによる闘争、あるいは発情した雄グマが雌グマについて離れない子グマを排除のために襲い、斃した時点でこれを食べるといった場合が多い。
幼獣は産まれてから少なくとも3ヶ月間は母乳だけで育てられる。(門崎・犬飼, 2000, p. 180)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .
  • 増田泰 2018 第2章 ヒグマ, 増田隆一(編) 日本の食肉類. 東京大学出版会. p. 45.

最終更新日:2020-06-17

ライフサイクル

北海道のヒグマの発情期は、5月下旬から7月下旬で、最盛期は6月である。発情する最若年齢は雌雄とも満3歳だが、大多数の個体は4, 5歳である。そして30歳近くまで発情する。
冬季は冬ごもりといって、ほとんど何も食わずに穴にこもって過ごす。冬ごもりする期間は、その年の気象状態や個々のヒグマの生理的状態によって異なり、最も期間の短いヒグマで12月中ごろから翌年の3月中旬までの約3ヶ月間、最も長いヒグマで11月中ごろから翌年の5月上旬までの約6ヶ月間であり、妊娠している雌はこの間に子を産み授乳して育てる。
母親は子が1〜2歳になる頃まで連れ歩き養育し、子が1〜2歳になった年の春から秋にかけての時期に別れる。寿命は野生下では長くて30年前後と考えられる。

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

鳴き声

威嚇する時はウオー、グオー、フー、ウエーなどと底力のある声を喉に響かせながら出す。また発声以外では以下の3つの音を立てて威嚇することがある。① 歯をカツ・カツと鳴らす。② 口の中でポン・ポンという鼓のような音を出す。③ ゆっくり歩きながら足を地面に擦り付けて、ザー・ザーと音を立てる。
幼獣はビャー、ピャー、ギャーなどと時に応じて力み、あるいは穏やかに、また時には弱々しく鳴く。
(門崎・犬飼, 2000, p. 161)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

生殖行動

北海道のヒグマの発情期は、5月下旬から7月下旬で、最盛期は6月である。交尾体位はほとんどの場合、雄が雌の後方から乗っかる姿勢である。雌に乗っかった雄は前肢で雌の後肢の前、すなわち骨盤を抱え込むようにしてメスの体を引き寄せつつ、臀部を動かして交尾する。雄の中には雌の頸背部をかみくわえて交尾を持続するものがある。交尾の時間は不定で、短いものでは数分、長いものでは1時間に及ぶ。(門崎・犬飼, 2000, pp. 175-176)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

出産

出産期は1月〜2月中旬。産子数は1〜2頭の場合が圧倒的に多く、平均産子数は1.52であるが、最大で5頭という例がソ連で報告されている。

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

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子育て

出産と子の養育はもっぱら母獣が単独で行う。母グマは子グマに乳を一心に含ませ、産湯につけるように子の全身をなめてやり、さらに子の糞尿さえもなめとってやる。このようにして母グマは子の全身の新陳代謝を高めて成長を促す。
母グマは子が3ヶ月齢を過ぎ、自分に十分ついて歩けるように成長してから穴を出て、子が2歳になる頃まで連れ歩き養育する。母と子が一緒に生活している間に、子は母から自活するのに必要な術を全て体得する。
母と子が別れるのは子が1〜2歳になった年の春から秋にかけての時期である。母グマは子と別れる時期の到来を体で感じるのか、子を徐々に突き放すようになる。子も母の心の動きを感じるのか、母グマからだんだん離れていく。
(門崎・犬飼, 2000, pp. 181-184)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

特徴的な行動

冬ごもり季を除くいわゆる活動期のヒグマの全個体がなす一日の行為は採餌・移動徘徊・休息などで、育子中の母獣はこれに育子が、発情期に発情した個体はこれに発情行動などが加わる。ヒグマはこのような行為を人の危害の及ばない所では昼夜の別なく行う。
冬季には絶食状態になり穴にこもって過ごす、いわゆる「冬ごもり」を行う。北海道のヒグマが冬ごもりに使う穴は多くの場合、ヒグマが自ら掘って造った土穴か、あるいは他のヒグマが造って使った後の放棄された土穴である場合が多い。
自分の存在を顕示したり、痒みを取り除いたりする目的で立ち木や標識の木柱などに頭や身体を擦り付けることがあり、これを「クマの背こすり」という。
ヒグマの歩様は移動速度によって基本的に並足・早足・疾走に分けられる。時に自分の所在を隠すために、故意とも思われる紛らわしい足跡を残し、姿を隠すことがある。そのような紛らわしい足跡を「止め足」といい、それを使うことを「止め足を使う」という。人がクマを執拗に追跡した時に、追われるクマが木立などの物陰に身を潜め隠れていて、追ってきた人間をそこから急に飛び出して襲うことがある。
幼獣や若グマは遊び目的で、また驚いたとき、追跡されたときによく木に登る。生後3ヶ月程度の子は、穴の中で盛んに動き回り、土の壁を爪で引っ掻いたり、穴の中に露出している木の根をかじったりする。この動作は穴の外で暮らすために必要な、筋肉を増強するための訓練でもある。

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

関連情報

味や食感

肉の味はヒグマが食べた物によって大きく変わり、共通な点は、煮ても焼いても、噛んだ後に口の奥で感じるかすかなクマの味だけである。よって感想は人によって意見が分かれ、野趣があって実に美味しいという人もいれば、反対にこんなまずい肉はないと言う人もいる。(門崎・犬飼, 2000, p. 254)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

感染症

筋肉にトリヒナという線虫の幼虫が寄生している場合があり、この肉を充分に火を通さずに食べると人間にも感染する。人間に感染したトリヒナは小腸、リンパ系、心臓を経て体循環によって全身の横紋筋に侵入する。小腸に寄生した段階で下痢・腹痛・発熱などの症状が、筋肉に寄生すると筋肉痛・呼吸困難・咀嚼の困難といった症状が起こり、最悪の場合死に至る。(門崎・犬飼, 2000, pp. 253-254)

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .

最終更新日:2020-06-17

その他

日本では動物管理愛護法に基づき特定動物 (人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物) に指定され、許可なく飼育・保養することはできない。
ヒトがヒグマに襲われるのを防ぐためには、第一に、ヒグマを人の生活圏に近づけないことが重要となる。ヒグマが人里や人家に近づく原因は2つに大別される。1つは食物目当てや好奇心から近づく場合。もう1つは徘徊移動中に偶然近づいてしまう場合である。被害防止のためにはヒグマの餌となりうる誘引物を可能な限り除去することと、ヒトの生活圏にヒグマを近づけないことがなによりも重要となる。屋外へ生ゴミや干し魚などを特に夜間放置しないことなどを住民各々が注意することで、リスクを下げることができる。屋外では電気柵が有効である。農地だけでなく、知床では孵化場や水産加工場などヒグマを誘引しやすい施設でも導入が薦められている。予防策を講じたうえでも、残念ながら結果的に人為的な食物に依存したり、ヒトに実害を与えたりする問題個体が生じることがあり、そのような個体の行動を改善させることは極めて難しいため、改善に至らない場合、人の生活圏では最終的には止むを得ず捕殺せざるを得ない場面も生じる。
ヒグマの生息地に足を踏み入れる場合、必ず鳴り物と鉈を携帯し、遭遇をなるべく避けることが大事である。時々大声を出すのもよい (5分に1度ぐらい) 。これによって、ヒグマとの遭遇をほとんど予防できる。ヒグマと遭遇した場合は、まずはヒグマの様子を窺いつつ、静かにヒグマから離れること。背を見せたり、走って逃げては絶対駄目である。そして、普通の音声かあるいは少し高い音声で何でも良いから「どうしたお前」とか「何してんのお前」とかと、クマに話しかけることである。なおもヒグマが接近して来たら、間を与えつつ「ホッ、ホッ、ホッ」とか「オッ、オッ」とか「オイ、オイ」とか「コラ、コラ」など、大声でヒグマを威嚇しながら一進一退しつつ、少しずつヒグマから離れること。そこらにある小石や小枝でも拾ってヒグマの方へ投げて気をそらすのも良い。それでもなお執拗に接近してくるようならば、これは人を目当てと考え、格闘することを決意すべきである。鉈があればそれに優るものはないが、なければ棒切れでも小石でも拾い持つ。そして、大声でヒグマを威嚇しながら、立ち木などをはさんでヒグマと対峙すること。そして、ヒグマが襲って来たら、怯まず反撃し、鉈でヒグマのどの部分でも良いからたたきつけること。鉈で叩きつけるとクマも怯んで逃げるものである。現状では、これ意外に執拗に襲って来るヒグマを撃退する有効な方法はない。無抵抗は殺されるだけである。死んだ振りをしても、食害や戯れ目的のヒグマには通用しない。

参考文献

  • 2000 ヒグマ - 書籍全体, 門崎允昭、犬飼哲夫(著) ヒグマ. 北海道新聞社. .
  • 増田泰 2018 第2章 ヒグマ, 増田隆一(編) 日本の食肉類. 東京大学出版会. pp. 58-59.

最終更新日:2020-06-17

種・分類一覧