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- エミュー(Dromaius novaehollandiae)について
エミュー(Dromaius novaehollandiae)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Dromaius novaehollandiae (Latham, 1790)
基本情報
- 生息状況
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エミューが穀物を食べれるようになり、農地の拡大につれて数が増えている可能性さえある。
オーストラリア軍は1932年にこの鳥の銃殺作戦を展開した。
この<エミュー戦争>で大量のエミューが捕殺されたが、増加を止められなかった。
参考文献
最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ
- 人間との関係
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農耕地を荒らすことがあるので農民から嫌われ、銃で撃たれ数は減り続けている。
1932年には農耕に害があるとして軍隊が出動して捕殺を試みたことがあり、エミュー戦争として知られる。
成鳥も卵も食用として狩られた。卵は1個 700 g( 13.5×9 cm)もあり、肉からは多量の油をとることもできた。
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最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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現存種ではダチョウに次いで大きな鳥で、雌のほうがわずかに大型。
体羽は灰褐色で長く、細く蓑のように垂れている。翼は小さく退化しており、体羽の下に隠れている。
頸は長く、頭とともに羽毛が少なく、裸出した皮膚は青灰色。尾羽はない。
足は長く丈夫で灰褐色。嘴は太く短く、赤い虹彩(雌は黄褐色)と相まって独特な表情をもつ。
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最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ
生態
- ライフサイクル
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普段は雨を追って放浪生活をしている。
雄は秋になると盛んに採餌し、繁殖期に備えて体内に多量の栄養を蓄積する。
雄1羽につき1~3羽の雌がつがい、窪み状の巣に合計8~20個の青緑色の卵を産む。卵は雄が56日間温める。
孵った雛は2~7日で離巣するが、雄は雛が完全に独立できるまで最高18か月間世話を続けなくてはならない。
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最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ
- 産卵
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繁殖期3~10月。産卵数7~11個。抱卵期間56~61日。
12~1月につがいをつくり、約5か月いっしょに過ごす。雄が造巣、抱卵、雛を約18か月間世話。雌は産卵がすむと去る。
巣は地面の窪みに草や葉を敷き込みつくる。雄が抱卵するときには、蓑をかぶせたように羽を広げて卵を隠す。
また巣を離れるときは卵が完全に隠れるように念入りに巣材でおおってしまう。
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最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ
関連情報
- その他
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水を好み、水を求めてかなり遠方まで移動することもある。
飼育下では始終、水を飲んだり、水浴びをし、ときには清掃時にできた小さな水たまりに座り込んで水を浴びたりするのが観察できる。
雨に濡れることもほとんど気にしない。泳ぎもまた得意である。
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最終更新日:2020-06-17 キノボリトカゲ