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- コグンカンドリ(Fregata ariel)について
コグンカンドリ(Fregata ariel)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Fregata ariel (G. R. Gray, 1845)
基本情報
- 分布
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インド洋、大西洋の熱帯・亜熱帯の島々で繁殖する。
日本近海にはごくまれに接近し、北海道から大東諸島まで各地に記録があるが、その記録のほとんどは若鳥である。
台風などによる強い風に運ばれてくることもある。
参考文献
最終更新日:2020-07-27 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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グンカンドリ科の中では最も小さい。長い燕尾をもつ。
全身がほぼ黒く、雄の喉は求愛誇示の際に風船のようにふくらむ赤い皮膚が裸出し、脇に白い斑点がある。
嘴は灰色か黒色。雌は胸と上腹が白く、嘴は淡紅色・淡紫色か青色。
参考文献
最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ
生態
- 生息環境
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繁殖地は島嶼の海沿いに限られ、平坦地、丘陵地に生育する樹上にコロニーをつくって繁殖する。
繁殖期にはコロニー周辺の海上で見られるが、生涯のほとんどの時期を外洋ですごすため、海岸から観察することはできない。
参考文献
最終更新日:2020-07-27 キノボリトカゲ
- 食性
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餌は魚類とイカ類で、水面すれすれに飛び、鉤形に曲がったくちばしで水面近くにいる餌をくわえとる。
カツオドリ類やアジサシ類などの魚食性の海鳥を追いかけまわし、餌を吐き出させたり、落とさせたりして、その餌を空中でくわえとる。
参考文献
最終更新日:2020-07-27 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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繁殖期は場所によって異なり、熱帯海域では周年繁殖する。
一夫一妻で、隔年に繁殖する。主に雄が巣材集めを行い、雌は雄から受け取った枯れ枝などを主材にして皿形の粗雑な巣をつくる。
1巣卵数は1個、雌雄が交替して約41日抱卵する(Marchant & Higgins., 1990)。
雛は雌雄共同で給餌され、孵化後145~179日で巣立つ(Marchant & Higgins., 1990)。
参考文献
最終更新日:2020-07-27 キノボリトカゲ
- その他生態
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集団で繁殖する。コロニーの中では、番が巣を中心にした狭い範囲のなわばりを構える。
樹上の巣づくり候補地で、雄は頭部を背中に反り返し、赤い喉袋を膨らませ、広げた翼を小刻みにふるわせる求愛ディスプレイをする。
参考文献
最終更新日:2020-07-27 キノボリトカゲ