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カラシラサギ(Egretta eulophotes)の分類 サギ科(Ardeidae)
カラシラサギ(Egretta eulophotes)の概要 コサギ属(Egretta)

カラシラサギ(Egretta eulophotes)

危急 (VU)

【IUCN】絶滅の危険が増大している種

準絶滅危惧種 (NT)

【環境省】現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

【 学名 】
Egretta eulophotes (Swinhoe, 1860)

基本情報

大きさ・重さ

・嘴峰:71-85 mm
・翼長:235-282 mm
・跗蹠:78-96 mm
・尾長:79-92 mm
・体重:532 g位
・卵:長径 43-46.5 mm × 短径 33-34.5 mm 

参考文献

  • 清棲幸保 1955 カラシラサギ, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅱ. 講談社. 510-511.

最終更新日:2021-01-15 キノボリトカゲ

分布

旧北区、東洋区、オーストラリア区。中国大陸中南・東北部、朝鮮半島、インドシナ半島に分布し、冬はボルネオ島からオーストラリア大陸に渡る。

世界的に個体数が少ないため希少種に指定されている。

1987年、韓国新島で約50羽のコサギ約350羽とともに繫殖しているのが発見された。日本には迷鳥として4~8月に渡来することが多い。

近年の記録として北海道、大阪、徳島、広島、福岡、熊本、鹿児島、沖縄の各道府県や佐渡島、対馬、男女群島などがある。

参考文献

  • 中村雅彦 1995 カラシラサギ, 中村雅彦、中村登流(著) 原色日本野鳥生態図鑑:水鳥編. 保育社. 56.

最終更新日:2021-01-15 キノボリトカゲ

生息状況

20世紀初頭までに蓑羽めあてに殺されて著しく減少した。

参考文献

  • 吉井正 2005 カラシラサギ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 137.

最終更新日:2021-01-15 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

コウノトリ目 サギ科

参考文献

  • 吉井正 2005 カラシラサギ, 吉井正(監修) 三省堂編修所 (編) 三省堂世界鳥名事典. 三省堂. 137.

最終更新日:2021-01-15 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

【雌雄夏羽】
すべて純白色で、眼先は鮮緑色の皮膚が裸出している。

後頭から長さ 8-10 cmくらいの細長い先端の尖った飾羽が15-20本くらい生え、下頸にも長さ 10 cmくらいの同様の飾羽は生え、肩羽からは多数の蓑羽が生えて尾端まで達している。

尾羽は角尾で12枚ある。嘴色は鮮黄色、虹彩は黄白色、脚色は黒色、趾色の基部は黒色、そのほかは黄色または黄緑色。

【雌雄冬羽】
夏羽にある飾羽を欠き、嘴色は褐色で上下嘴の基部近くは黄色。跗蹠は緑色を帯びた褐色。

参考文献

  • 清棲幸保 1955 カラシラサギ, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅱ. 講談社. 510-511.

最終更新日:2021-01-15 キノボリトカゲ

卵の形質

卵は青色で斑紋を欠く。

参考文献

  • 清棲幸保 1955 カラシラサギ, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅱ. 講談社. 510-511.

最終更新日:2021-01-15 キノボリトカゲ

生態

食性

動物食を主食とし、魚類、甲殻類の十脚目(例えば蝦、蝦蛄)などを好んで食物とする。

参考文献

  • 清棲幸保 1955 カラシラサギ, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅱ. 講談社. 510-511.

最終更新日:2021-01-15 キノボリトカゲ

特徴的な行動

コサギの習性に類似している。4-5羽の小群で生活することが多い。

参考文献

  • 清棲幸保 1955 カラシラサギ, 清棲幸保(著) 日本鳥類大図鑑Ⅱ. 講談社. 510-511.

最終更新日:2021-01-15 キノボリトカゲ

種・分類一覧