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- カナダガン(Branta canadensis)について
カナダガン(Branta canadensis)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Branta canadensis (Linnaeus, 1758)
基本情報
- 生息状況
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北米では狩猟や生息地破壊、野生化したキツネによる捕食のため絶滅寸前となったが、保全により個体数が増加。住宅地周辺にも定着し、農作物を採食する害鳥ともなっている(川上, 2012, 22)。
イギリスへの移入亜種は砂利採掘場で集団繁殖し、今ではイギリス中の低地に広く分布している。(Perrins, 1996, 77)
日本では1985年に静岡県で2羽が確認され、2010年には関東地方で約100羽に達した。そのため2010年よりカナダガン調査グループと地元関係者などにより、成鳥の「捕獲」や「擬卵交換」が行われ、2014年までに71羽、卵150個以上の防除がされた。そして2015年には日本に定着した特定外来生物で初めて、移入個体の根絶が宣言された。(環境省, 2015)
参考文献
最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ
- 亜種・品種
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かつては10-12亜種に分けられていたが、2004年の米国鳥学会の分類体系では7亜種にされている。
B. c. canadensis(タイセイヨウカナダガン):北ヨーロッパ(スカンジナビア半島など)やイギリスに導入された。
B. c. interior
B. c. maxima(オニカナダガン):イギリスに導入された。
B. c. moffitti(オオカナダガン):日本に移入された個体群は本亜種と推測されている。
B. c. parvipes
B. c. fulva
B. c. occidentalis
参考文献
最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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頭部と頸は黒色で、喉から頬、眼の後方までは白色。体色は亜種により濃淡があるが、上面と雨覆は暗褐色で羽縁が淡褐色。
腰と尾は黒または黒褐色。風切は褐色または黒褐色。下面は淡褐色で、下腹から下尾筒は白色。嘴は黒色、足は暗黒灰色。
参考文献
最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ