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- コスズガモ(Aythya affinis)について
コスズガモ(Aythya affinis)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Aythya affinis (Eyton, 1838)
基本情報
- 分布
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新北区分布型。北アメリカ大陸の中・高緯度地方で繁殖し、同大陸南部や中央アメリカで越冬する。
分布地は日本から離れており、日本にはめったに現れない迷鳥である。
神奈川県多摩川河口、茨城県涸沼、宮城県伊豆沼、東京都不忍池、新潟県直江津港、北海道小清水止別川などに記録がある。
参考文献
最終更新日:2020-09-01 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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【雄】
生殖羽は頭部が紫色の金属光沢のある黒色で、後頭に短い冠羽がある。胸と背前部は黒色。
残りの背と肩羽・体側・脇には白黒の細かいさざなみ斑があり、灰色に見える。
尾と上・下尾筒は黒い。翼は黒色で次列風切は白色で、先端は黒色の線がある。
嘴は青灰色で先端は黒色となり、黒色との境に薄く白色の線がでる。
足は暗灰色。虹彩は黄色。非生殖羽は黒色部が黒褐色に変わり、光沢はない。脇から体側は暗褐色の斑になる。
嘴は暗灰色で付け根に灰色の小斑がある。
【雌】
雌は暗褐色で腹は白色、嘴の付け根に白色部があり、冠羽はない。虹彩は暗褐色。
参考文献
最終更新日:2020-09-01 キノボリトカゲ
生態
- 特徴的な行動
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日本には単独か数羽で現れるが、本来は数百~数千羽の群れをつくる。
番の形成は群れの中で行われ、雄たちのグループディスプレイがあり、頭部を上背後に振るタイプのディスプレイをする。
参考文献
最終更新日:2020-09-01 キノボリトカゲ
- その他生態
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5~6月に繁殖をはじめ、よく茂った草むらの浅いくぼみに羽毛を敷いた巣をつくり、普通9~11卵産むが、ほかの雌に産み足され、最多で26個の記録がある。
参考文献
最終更新日:2020-09-01 キノボリトカゲ