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ナンキンオシ(Nettapus coromandelianus)の分類 カモ科(Anatidae)
ナンキンオシ(Nettapus coromandelianus)の概要 ナンキンオシ属(Nettapus)

ナンキンオシ(Nettapus coromandelianus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Nettapus coromandelianus (Gmelin, 1789)

基本情報

大きさ・重さ


・全長:31~38 cm

参考文献

最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

分布

亜種ナンキンオシ N. c. coromandelianus はインドからインドシナ・マレー半島・中国南部・フィリピン・スマトラ島・ボルネオ島・スラウェシ島・ニューギニアに分布し、亜種オオナンキンオシ N. c. albipennis はオーストラリア北東部に分布する。

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分類学的位置付け

カモ目 カモ科

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

カモ科の中で最も小さいマメガン属に属する。雄の生殖羽は額から頭頂が緑色の金属光沢のある黒色で、顔から頸は白色。頸の付け根に緑色の金属光沢のある黒色首輪がある。

上面は緑色の金属光沢のある黒色で、上尾筒は暗褐色、尾は黒色。翼は緑色の金属光沢のある黒色で、初列風切は白色で先端は黒色。

次列風切の先端は白色。下面は淡灰褐色で細かく淡いさざなみ斑がある。下尾筒は黒褐色、虹彩は赤色。

嘴と足は黒色。非生殖羽は雌に似るが、顔は白っぽく、翼のパターンは生殖羽と同じ。雌は雄より小さく、光沢は少ない。

顔から胸は淡黄白色で黒色の過眼線があり、頭上から後頸と上面は黒色、下頸は暗色。下面は淡褐色。初列風切は黒色。

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

似ている種 (間違えやすい種)

アオマメガン

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

生態

生息環境

熱帯低地の湿地や池・湖・潟湖・小川に生息。

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

食性

主に種子・草や水生植物の若葉などを食べるが、昆虫などの無脊椎も食べる。

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特徴的な行動

普通雨季に繁殖し、樹洞の中に羽毛を敷いた巣をつくり、6~16卵産む。

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最終更新日:2020-09-29 キノボリトカゲ

その他生態

ほとんど潜水はしない。陸にあがることは滅多にない。アオマメガンよりも水深の深い環境を好む。

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関連情報

その他

「ボン条約」附属書Ⅱ掲載種。

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種・分類一覧