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マダラチュウヒ(Circus melanoleucos)の分類 タカ科(Accipitridae)
マダラチュウヒ(Circus melanoleucos)の概要 チュウヒ属(Circus)

マダラチュウヒ(Circus melanoleucos)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Circus melanoleucos (Pennant, 1769)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:約 45 ㎝
・卵:47~40 × 37~33 ㎜

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最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

分布

モンゴル東部・シベリア東部・アムール地方南部・中国北東部・ウスリー地方南部・朝鮮半島で繫殖。

冬期はインド・スリランカ・ミャンマー・マレーシア・ボルネオ島・フィリピン・中国東部などに渡って越冬。

日本には鹿児島県の草垣群島、長崎県の対馬、茨城県の霞ヶ浦のほか、石川県や和歌山県に渡来記録があるが、少ない。

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分類学的位置付け

タカ目 タカ科

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最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

雄は羽衣の黒と白の模様がくっきりとはえ、チュウヒの仲間ではもっとも魅力的な1種である。眼は黄色で、脚は黄色からオレンジ色である。

雌はウスハイイロチュウヒやヒメハイイロチュウヒの雌にやや類似。

ただしそれよりずっと淡色で、下面だけにまばらに縦縞が入る。亜成鳥は上面が褐色、下面は暗栗色。

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最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

幼鳥の形質

一様に暗褐色である。

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卵の形質

卵殻には光沢がなく、青白色で無斑のものと汚染かと思われる淡褐色の小斑あるものとがある。

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似ている種 (間違えやすい種)

ウスハイイロチュウヒ、ヒメハイイロチュウヒ

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生態

生息環境

河川付近の乾燥した草地や原野、ステップのような草原に生息。

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食性

シギ、カササギ、ウズラ、ヒバリ、クイナなどの鳥、カエル、ヘビ、トカゲや大型昆虫などを食べる。

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産卵

巣は地面につくり、巣材はイネ科の草やアシ、雑草である。

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最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

特徴的な行動

1989年6月、愛知県田原町で山形則男氏(1992)により異常な行動として雌だけによる巣づくりや産卵が観察された。

10日間におよぶ観察にもかかわらず、番の相手の雄は発見されず、雌は卵を置き去りにして姿を消してしまったという。

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その他生態

冬の越冬地ではしばしば水田を訪れ、主にカエルを捕食。

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最終更新日:2020-05-27 キノボリトカゲ

関連情報

その他

「ワシントン条約」付属書Ⅱ、「ボン条約」附属書Ⅱ掲載種

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最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ

種・分類一覧