- 解説一覧
- マミジロクイナ(Porzana cinerea)について
基本情報
- 大きさ・重さ
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・嘴峰:17~22 mm
・翼長:88~98 mm
・跗蹠:27.5~35 mm
・尾長:46~55.5 mm
・卵:長径 28.7~31.4 mm×短径 21.8~22.3 mm
参考文献
最終更新日:2020-08-21 キノボリトカゲ
- 分布
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東洋区、オーストラリア区、旧北区。フィリピン、マレーシア、ニューギニア島、オーストラリア大陸北部、メラネシア、ミクロネシアに分布し、渡りはしない。
7亜種があり、日本には硫黄列島に P. c. brevipes (日本固有亜種)が生息していたが、飼い猫による捕食と湿地の乾燥化により1925年までに絶滅したと考えられている。
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形態
- 成鳥の形質
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【雄雌夏羽】
額・頭上・後頭・後頸は石盤灰色、眼の上には上嘴の基部から眼の上まで白色の短い眉斑があり、眼先から後頭まで石盤灰色の過眼線がある。
眼の下には白色の線が走り、耳羽は大部分が淡灰色で、腮・喉・前頸はクリーム白色、頸側は淡灰色である。
背・肩羽・腰・上尾筒はオリーブ褐色で、各羽には黒褐色の軸斑があり、下背と腰は赤錆色を帯びている。
上胸・胸側・脇は淡灰色、下胸・腹は褐色を帯びた白色、下尾筒は淡赤錆色である。
風切羽は暗褐色で、外弁には淡褐色の縁がある。雨覆羽はオリーブ褐色で、黒褐色の軸斑がある。
尾は中央の1対は黒褐色で、ほかの尾羽は褐色である。嘴色は淡黄色、上縁は赤褐色、会合線の基部には朱色の斑がある。
虹彩は赤色。脚色は暗緑色で、淡灰色の斑がある。
【雄雌冬羽】
額・頭上・後頭は褐色を帯び、頸側は黄味がかった淡赤錆色を帯び、上胸・胸側・脇も黄味がかった淡赤錆色を帯びる。
参考文献
最終更新日:2020-08-21 キノボリトカゲ
生態
- 特徴的な行動
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現存する別亜種は、草むらに枯れ草などを用いて皿形の巣をつくり、一夫一妻で繁殖する。
1巣卵数は3~7個、雌雄交替で約18日抱卵する。雛は早成性で、孵化後まもなく巣を離れ、約4週間は親鳥とともに家族で生活する(Ripley, 1977)。
非繁殖期は単独あるいは番でいることが多い。
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最終更新日:2020-08-21 キノボリトカゲ