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- オオキアシシギ(Tringa melanoleuca)について
オオキアシシギ(Tringa melanoleuca)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Tringa melanoleuca (Gmelin, 1789)
基本情報
- 分布
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新北区分布型。北アメリカ大陸の中緯度地方で繁殖し、同大陸南部から南アメリカ大陸にわたって越冬する。
日本は渡りのコースから離れており、めったに現れない迷鳥だが、北海道、宮城、香川、沖縄などの各県に記録があり、湿地や干潟で観察されている。
参考文献
最終更新日:2020-09-03 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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夏羽は上面が黒褐色で白斑があり、頭や胸は白色で黒色の縦斑、脇には黒色の横斑がある。
冬羽は上面が灰色で白斑があり、下面は白色。飛翔時の腰の白色部は四角形。尾は白色で黒い横縞がある。
嘴は黒くまっすぐで長い。足は鮮やかな黄色で長め。
参考文献
最終更新日:2020-09-03 キノボリトカゲ
生態
- 特徴的な行動
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一夫一妻で繁殖する。巣は、水域の近くのコケ類に覆われた落ち枝や丸太の傍らにあり、灌木などで覆われる。
1巣卵数は4個、23日ぐらいで孵化し、両親が抱卵するらしい。雛の世話は両親が行うが(Johnsgard, 1981)、詳しいことはわかっていない。
非繁殖期には10羽ぐらいの小群になり、採食なわばりをもつものが多い。
繁殖期にはスイッチバック型のフライトディスプレイをする(Johnsgard, 1981)。
参考文献
最終更新日:2020-09-03 キノボリトカゲ