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- コアオアシシギ(Tringa stagnatilis)について
コアオアシシギ(Tringa stagnatilis)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Tringa stagnatilis (Bechstein, 1803)
基本情報
- 大きさ・重さ
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・嘴峰:36~45 mm
・翼長:130~147 mm
・跗蹠:43~60 mm
・尾長:51~63 mm
・卵:長径 35.2~41 mm×短径 25.7~28.3 mm 平均長径 38.5 mm×短径 27 mm
参考文献
最終更新日:2020-08-25 キノボリトカゲ
- 分布
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旧北区。ユーラシア大陸中央部のウクライナからバルハシ湖、バイカル湖にかけて分布し、アフリカ大陸からインド、東南アジアを経て、オーストラリア大陸にかけて越冬する。
日本には旅鳥として各地に少数が渡来し、8~9月と4~5月に見られる。
参考文献
最終更新日:2020-08-25 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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【雄雌夏羽】
額・頭上・後頭・後頸は赤味を帯びた淡灰褐色で、各羽には黒褐色の軸斑と同色の横斑が2~3個あり、後頭は頭上より淡色である。
顔・腮・喉・前頸は白色で、黒色の球形の小斑や細長い小縦斑などがある。
背・肩羽は赤味を帯びた灰褐色で、各羽には黒色の軸斑と同色の横斑が2~3個ある。
胸・腹・下背・腰は白色、脇は白色で、黒色の鏃形の小斑がある。
上尾筒は白色で、黒色の横縞があり、下尾筒は白色で黒色の軸斑があるが、この軸斑は多いものと少ないものがある。
下雨覆は白色、初列雨覆の下部は灰色で、各羽には白色の縁がある。
初列風切は黒褐色で、内弁の基部近くは白色で、暗褐色の小斑点がある。第1羽の羽軸は白色である。
次列風切は灰褐色で内弁の基部近くは白く、暗褐色の小斑点があり、外側には白色の細い縁がある。
三列風切は赤味を帯びた灰褐色で、黒色の軸斑と黒色の内外弁にわたる横斑とがある。
大、中、小雨覆は黒褐色、初列雨覆・小翼羽は黒色である。
尾は中央の1対は褐色で、黒色の横縞があるが、ほかの尾羽は白色で、外弁には暗褐色の斑点と大理石様の斑紋とがある。
嘴色は黒色、虹彩は暗褐色、脚色は淡黄オリーヴ色。
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最終更新日:2020-08-25 キノボリトカゲ
- 幼鳥の形質
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体の上面は暗褐色であるが、頭上の各羽には褐白色の縁があり、後頸は灰白色を帯び、暗褐色の軸斑がある。
背・肩羽・三列風切は暗褐色で、淡赤錆色と褐白色との縁がある。体の下面は全部白色である。
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最終更新日:2020-08-25 キノボリトカゲ
生態
- 生息環境
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繁殖地ではステップの湖沼や湿地の沿岸草原にすむ。越冬地でも類似したところに現れる。
渡りの途上では、湖沼のふち、河川の砂泥地、水を張った水田、溜池の浅く水につかる泥地などに現れる。
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最終更新日:2020-08-25 キノボリトカゲ
- 食性
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浅い水にある砂泥地に入り、歩きながら採食する。くちばしを水中に入れてついばみ、また前後に動かしたり、なぐように使ったりする。
水生昆虫、小さい甲殻類、軟体動物などを食べる。
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最終更新日:2020-08-25 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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繁殖期は4~7月、一夫一妻で繁殖する。巣は水辺の地上につくり、枯れ草で内張りをする。
1巣卵数は3~5個で、ほとんどが4個。抱卵は不明、雛の世話は両親で行うが、詳細は不明である。
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最終更新日:2020-08-25 キノボリトカゲ
- その他生態
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非繁殖期には小群でいることが多い。繁殖期にはルーズなコロニーで数百番も集まり、巣間距離は 5~10 mぐらいになることがある。
雄はスイッチバック型で広く旋回するフライトディスプレイを行う。
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最終更新日:2020-08-25 キノボリトカゲ