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- シベリアオオハシシギ(Limnodromus semipalmatus)について
シベリアオオハシシギ(Limnodromus semipalmatus)
【IUCN】現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
【環境省】評価するだけの情報が不足している種
- 【 学名 】
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Limnodromus semipalmatus (Blyth, 1848)
基本情報
- 分布
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旧北区分布型。ユーラシア大陸の中緯度地方の東半分の限定された地域に点々と繁殖分布し、インド、東南アジアに渡って越冬する。
日本にはまれにやってくる旅鳥で、8~9月と4~5月に各地に現れ、晩夏の記録のほうが多い。危急種に指定されている。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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夏羽の上面は赤褐色で黒褐色軸斑があり、頭や下面は赤褐色。胸から脇には白色や褐色の横斑がある。
腹中央は白色。冬羽の上面は黒褐色で羽縁が白色。下面は白色で灰褐色の斑がある。嘴と足は黒色。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ
生態
- 食性
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長いくちばしを頭が隠れるほど水中に入れ、底の泥の中に挿入して採食する。
探り入れたくちばしを上下にしごくように使い、昆虫の幼虫やミミズなどを食べる。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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繁殖は5~7月、一夫一妻で繁殖し、10~20番がコロニー状に集まり、その中で 30~100 mぐらい離れて営巣する。
1巣卵数は3個が多い。両親が抱卵し、22日ぐらいで孵化する。雛は両親の世話で育つ。小群で渡る。
参考文献
最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ