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- チュウジシギ(Gallinago megala)について
チュウジシギ(Gallinago megala)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Gallinago megala Swinhoe, 1861
基本情報
- 大きさ・重さ
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・嘴峰:58~72 mm
・翼長:128~142 mm
・跗蹠:31~36 mm
・尾長:52~60 mm
・体重:93~164 g
・卵:長径 40~43 mm×短径 28.5~32 mm 平均長径 41.5 mm×短径 30.8 mm
参考文献
最終更新日:2020-07-31 キノボリトカゲ
- 分布
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旧北区。ユーラシア大陸中央部のバイカル湖周辺に繫殖分布し、インドからマレーシア、インドネシア、ニューギニア島、オーストラリア大陸に渡って越冬する。
日本には旅鳥として、10月ごろと4月ごろに各地に現れるが多くない。
参考文献
最終更新日:2020-07-31 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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【雌雄】
額から頭上まで黒色の線が2列に縦走し、この線の間には淡赤錆色を帯びた淡褐色の頭央線がある。
眼の上には淡赤錆色を帯びた淡褐色の眉斑があり、眼先から眼の後方まで黒色の過眼線が走っている。
耳羽は淡赤錆色を帯びた淡褐色で黒色の小斑があり、頬には黒色の縁がある。
腮は赤錆色を帯びた白色、喉は淡赤錆色を帯びた淡褐色で、暗色の斑がある。
頸は淡赤錆色を帯びた淡褐色で、黒色の縦斑がある。
背は黒色で、淡赤錆色の小斑があるが、背の両外側には淡赤錆色を帯びた淡褐色の斑からなる1列の線がある。
肩羽は黒色で淡赤褐色の斑点と横斑とがあり、外弁には赤錆色を帯びた褐色の縁がある。
胸は淡赤錆色を帯びた淡褐色で、暗褐色の縦斑があり、腹は白色、脇は淡赤錆色を帯びた淡褐色で、暗色の横斑がある。
腰は汚白色で暗褐色の横縞があり、上尾筒は淡赤錆色を帯びた淡褐色で、暗褐色の横縞のような斑がある。
下尾筒は淡赤錆色を帯びた淡褐色で、暗褐色の斑がある。下雨覆・腋羽は白色で、黒色の横縞がある。
初列風切は黒褐色で、内側のものの羽端には白色の細い縁があり、羽軸は褐色である。第2羽の外弁は暗褐色である。
次列風切は黒褐色で、羽端には白色の縁があり、三列風切は細長くて初列風切と同じくらいの長さがあり、赤錆色を帯びた褐色で、黒色の横縞がある。
大雨覆は黒褐色で、羽端には淡赤錆色を帯びた淡褐色の縁があり、中・小雨覆は黒褐色で、淡赤錆色を帯びた淡褐色の縁がある。
初列雨覆・小翼羽は黒色で、先端には白色の縁がある。尾は黒色で、先端近くは赤褐色を呈し、羽端にはクリーム色の縁がある。
この縁は外側のものでは淡色である。尾羽の数は20枚が常であるが、ときには22枚のものもある。
外側の尾羽5対は幅が狭く 2~4 mmくらいである。嘴色は淡褐色で、先端は黒色、下嘴は肉色で、その先端は暗褐色。
虹彩は黒褐色、脚色は青色を帯びた角灰色で、緑色光沢がある。
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最終更新日:2020-07-31 キノボリトカゲ
- 卵の形質
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卵はクリーム白色、オリーブ緑色、淡黄褐色のなどの地に、暗褐色または赤褐色の粗大な斑点と紅色を帯びた灰色の斑点とが散在し、斑点は鈍端に密在するのが常で、ときにはジグザグの線斑のあるものもある。
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最終更新日:2020-07-31 キノボリトカゲ
生態
- 鳴き声
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飛び立ち際にはギャーッと一声鳴くのが常である。
繁殖期にはチ―ブ、チーブ、チーブ、チブ、チブ、チブ、チーブと激しい声で鳴きながら旋回飛翔をして誇示する。
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最終更新日:2020-07-31 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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繁殖期は5~8月と長い。一夫一妻で繁殖するといわれるが、詳しいことはわかってはいない。
巣は乾いた地面の藪陰に浅い窪みをつくり、草片で内張りをする。1巣卵数は2~5個で、多くは4個。雌のみが抱卵する。
雛の世話は雄も行うという観察がある。18~20日ぐらいで独立するといわれている(Tuck, 1972)。
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最終更新日:2020-07-31 キノボリトカゲ
- その他生態
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雄は強いなわばりをもつらしく、空中で直径 500 mぐらい旋回し、コーリングして雌をよぶフライトディスプレイをする。
急降下をしつつ音響を発するが(Dement’ev et al., 1969)。樹上でさえずることもまる。
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最終更新日:2020-07-31 キノボリトカゲ