- 解説一覧
- ハシブトアジサシ(Gelochelidon nilotica)について
ハシブトアジサシ(Gelochelidon nilotica)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Gelochelidon nilotica (Gmelin, 1789)
基本情報
- 分布
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コスモポリタンで、両極地方を除く全世界に点々と繁殖地が分散し、冬は赤道周辺から南半球ですごす。
日本ではめったに見られない迷鳥で、本州、四国、九州に記録があり、ほとんどは8~9月である。
参考文献
最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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嘴は太くカモメ類に似る。夏羽の頭上・後頸は光沢のある黒色、頬・頸・胸・腹は白色、背、翼上面・尾は青灰色、嘴と足は黒色。
冬羽の額・頭上は白く、眼の後方に黒い縞がある。若鳥は上面に褐色斑がある。尾は凹尾。
参考文献
最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ
生態
- 食性
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水面上 3~6 mぐらいをゆっくりといききし、くちばしを下に向けて飛び、斜めに下降してすくいとるように採食する。
草地などにも現れ、ホバリングをしては舞い降りて、地上を歩いてついばむ。昆虫を空中で追い回すこともある。
参考文献
最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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繁殖期は5~7月、一夫一妻で繁殖する。巣は地上の窪みにつくる。
1巣卵数は2~3個。両親が抱卵し、雛は22~23日ぐらいで孵化する。
雛は早成性の半離巣性で、両親の世話で28~35日ぐらいで独立する。
10~20番ぐらいのコロニーで繁殖する。雄はその中に 3~8 ㎡ぐらいのなわばりを構える。
参考文献
最終更新日:2020-09-02 キノボリトカゲ