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ヒメクロアジサシ(Anous minutus)の分類 カモメ科(Laridae)
ヒメクロアジサシ(Anous minutus)の概要 クロアジサシ属(Anous)

ヒメクロアジサシ(Anous minutus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Anous minutus F. Boie, 1844

基本情報

大きさ・重さ

・全長:約 35~39 cm
・翼開張:66~72 cm

参考文献

最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

分布

世界中の熱帯・亜熱帯の島や沿岸で繁殖する。A. tenuirostris として1種にまとめることなく、主にインド洋で繁殖する A. tenuirostris と、主に太平洋で繁殖する A. minutus の2種に分類されることもある。

日本では、小笠原諸島(Brazil, 1987)、硫黄島、南鳥島、南西諸島で生息が記録され、南鳥島では繁殖しているという(Harrison,1983)。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

分類学的位置付け

チドリ目 アジサシ科

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

クロアジサシより小型でほっそりとした体型。全身は黒褐色で、クロアジサシより黒みが強い。


額と頭頂の白色部はクロアジサシより広く、後頭は灰白色。眼の下に弧形の白斑がある。

尾は先は2つに分かれた楔形。嘴は黒色で細長い。足は黒色または褐色。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

生態

食性

主食は魚で甲殻類やイカも食べる。主に陸地から 8 km以内の海面で採餌する。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

鳴き声

ケラー、クリックリックリッなどと啼く。

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特徴的な行動

近縁のクロアジサシが地上や崖の岩棚に直接産卵するのに対して、本種は樹上に巣を構える。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

その他生態

樹上に海草・枯枝・草などで営巣し、1巣1卵。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

関連情報

その他

「日米渡り鳥条約」指定種

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

種・分類一覧