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ハシグロクロハラアジサシ(Chlidonias niger)の分類 カモメ科(Laridae)
ハシグロクロハラアジサシ(Chlidonias niger)の概要 クロハラアジサシ属(Chlidonias)

ハシグロクロハラアジサシ(Chlidonias niger)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Chlidonias niger (Linnaeus, 1758)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:23~28 cm
・翼開張:57~65 cm

参考文献

最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

分布

全北区分布型。ユーラシア大陸の中緯度地方の西部と北アメリカ大陸の中緯度地方で繁殖し、アフリカ大陸や南アメリカ大陸の赤道周辺に渡って越冬する。

日本では迷鳥で、本州、九州に記録があり、5~6月が多い。

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分類学的位置付け

チドリ目 アジサシ科

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形態

成鳥の形質

夏羽の頭・胸・下面は黒く、背・翼上面・尾は灰黒色で下尾筒は白い。翼下面は灰色。

嘴は黒色、足は赤い。冬羽の額・頸は白く、後頭に黒斑がある。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

幼鳥の形質

若鳥は背・翼上面に褐色みがある。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

生態

生息環境

低地から山岳地にかけて、淡水やアルカリ性の湖沼で周辺の植生が豊かなところにすみ、水につかるところで採食する。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

食性

主として昆虫を食べるが、越冬地では魚をとり、海洋の魚群に数千羽も集まることがある。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

特徴的な行動

繁殖期は5~7月、一夫一妻で繁殖する。巣は水面の浮葉植物の上につくる。ルーズコロニーに集まる。

1巣卵数は3個が多い。両親が抱卵し、雛は21~22日ぐらいで孵化し、早成性の半離巣性で、両親の給餌を受け、19~25日ぐらいで独立する。

なわばりは巣の周辺の直径 3 mぐらいの狭いもので、交尾、営巣や雛の隠れ場となる。

番形成のための空中ディスプレイと地上ディスプレイがしられる。

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

関連情報

その他

「日豪渡り鳥協定」指定種

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最終更新日:2020-09-04 キノボリトカゲ

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