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- セジロタヒバリ(Anthus gustavi)について
セジロタヒバリ(Anthus gustavi)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Anthus gustavi Swinhoe, 1863
基本情報
- 大きさ・重さ
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・嘴峰:12.5~14 mm
・翼長:75~87 mm
・跗蹠:21.5~24 mm
・尾長:75~87 mm
・卵:長径 19.9~24.7 mm×短径 14~16 mm 平均長径 21.4 mm×短径 14.9 mm
参考文献
最終更新日:2020-08-07 キノボリトカゲ
- 分布
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旧北区分布型。ユーラシア大陸の高緯度地方で繁殖し、冬はフィリピン、ボルネオ島、セレベス島、スマトラ島、ジャワ島などに渡ってすごす。
日本はカムチャッカ半島方面からの渡りのコースになってもおかしくはないはずだが、ごくまれにしか記録されない旅鳥または迷鳥である。
記録は北海道、新潟、石川、静岡、山口、鹿児島、沖縄などの各道県でほぼ全国にあり、9~10月と2~5月である。沖縄県には冬の記録がある。
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最終更新日:2020-08-07 キノボリトカゲ
形態
- 成鳥の形質
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【雄雌】
額・頭上・後頭・後頸は赤錆色を帯びた淡褐色で、黒褐色の軸斑がある。眼の上にはクリーム色の眉斑がある。
眼先・耳羽はクリーム色で、各羽縁は黒褐色である。
腮・喉はクリーム色で、喉の両側には下嘴の基部から後方に黒褐色の顎線が走っている。
背・肩羽・腰・上尾筒は赤錆色を帯びた淡褐色で、黒褐色の軸斑があり、背の各羽縁はクリーム色である。
胸・下尾筒はクリーム色で、胸には黒褐色の縦斑からなる幅の広い帯がある。
腹の中央はクリーム白色、脇は同色で黒褐色の縦斑がある。
風切羽は暗褐色で、初列風切・次列風切・三列風切には赤錆色を帯びた淡褐色の縁があり、三列風切のものは幅が広い。
初列雨覆・小翼羽は暗褐色で、赤錆色を帯びた淡褐色の細い縁がある。
大・中雨覆は暗褐色で羽端にはクリーム白色斑があり、小雨覆は赤錆色を帯びた淡褐色で、黒褐色の軸斑がある。
尾は暗褐色で、黄褐色の細い縁があり、外側2対の尾羽の内弁には褐色を帯びた白色の楔形の斑があるが、この斑は最外側のものの方が大きい。
上嘴は暗褐色、下嘴は淡褐色で、先端は暗色。虹彩は褐色。脚色は褐色を帯びた肉色。
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- 卵の形質
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卵は褐白色、クリーム白色の地に褐色の斑点と灰鼠色の斑点とが一面に地色を覆うくらいに密在し、ときには斑点が鈍端のほうに輪をなすものや黒色の斑点が2~3個あるものなどがある。
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生態
- 鳴き声
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地上または樹上から雲雀のように空中に垂直に舞い上がりつつ、チチリ、チチリ、チリリと雲雀に類似した麗しい声で囀り続ける。擬傷をすることがある。
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最終更新日:2020-08-07 キノボリトカゲ
- 特徴的な行動
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繁殖期は6~7月、年に2回繁殖する。巣は地上で谷地坊主の上などにつくる。
1巣卵数は4~5個、抱卵期は12~13日。雛は12~14日で巣立つが、十分な記録はない。
繁殖期はなわばり分散ともコロニーともいわれる。20羽ぐらいで渡る。
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最終更新日:2020-08-07 キノボリトカゲ