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シベリアジュリン(Emberiza pallasi)の分類 ホオジロ科(Emberizidae)
シベリアジュリン(Emberiza pallasi)の概要 ホオジロ属(Emberiza)

シベリアジュリン(Emberiza pallasi)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Emberiza pallasi (Cabanis, 1851)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:約 14 cm

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最終更新日:2020-09-03 キノボリトカゲ

分布

旧北区分布型のオオジュリンによく似た鳥。ユーラシア大陸の高緯度地方東半分のシベリアで繁殖し、冬は中国中南部ですごす。

日本では数の少ない旅鳥または冬鳥で、北陸地方で比較的よく見られる。

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最終更新日:2020-09-03 キノボリトカゲ

亜種・品種

シベリアのエニセイ川から東はチュコト半島まで、南はバイカル湖に至る地域のシベリアジュリン E. p. polaris 、アルタイ・サヤン・モンゴル北部から中国東北部までのオオシベリアジュリン E. p. pallasi 、モンゴル中央山地帯の E. p. lydiae の3亜種が分布。

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分類学的位置付け

スズメ目 ホオジロ科

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形態

成鳥の形質

雄夏羽はオオジュリンに似て頭と喉が黒く、白い頬線はあるが、眉斑はない。後頸は白く、これに続く頸側や下面は淡黄白色。

背は黒色と淡灰褐色の縦縞模様を呈し、腰は淡黄白色。中央尾羽は外弁が淡黄色で内弁は黒褐色。

そのほかは黒色で外側2対に白斑がある。小雨覆は暗灰色。

冬羽は頭・喉・後頸が淡黄色となり、白っぽい眉斑が現れる。雌は頭頂と耳羽が褐色で、眉斑・頬線・喉は淡黄白色。

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卵の形質

灰白色に黒っぽい斑点がある卵。

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生態

生息環境

越冬地では湖沼、河川敷のヨシなどの草原、水田の農道や干拓地の雑草地などで見られ、繁殖地では低地や山地のツンドラの川沿いの藪地にいる。

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食性

秋冬に温暖な地域の海岸や川岸のアシ原で、昆虫や草の実などを食べる。

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特徴的な行動

オオジュリンのようにヨシの茎に斜めに止まって上下に移動したり、2本の茎の間にまたがるように止まることができる。

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その他生態

繁殖生態についてはよくわかっておらず、ほとんど記載がない。巣は藪の小枝の中で見つかっている。

冬は番または小群ですごす。なわばりについても、まだわかっていない。

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関連情報

その他

「日中渡り鳥協定」指定種

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種・分類一覧