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コクチョウ(Cygnus atratus)の分類 カモ科(Anatidae)
コクチョウ(Cygnus atratus)の概要 ハクチョウ属(Cygnus)

コクチョウ(Cygnus atratus)

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Cygnus atratus (Latham, 1790)

基本情報

大きさ・重さ

・全長:110~140 ㎝
・翼開張:160~200 cm
・体重:3.7~8.75 kg

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最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ

分布

中部砂漠地帯を除くオーストラリアとタスマニア島に分布するが、ニュージーランドには移入されたものが定着している。

日本では古くから輸入例があり、篭脱けしたと思われる個体による繁殖例が確認されている。

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学名の解説

喪服を着たハクチョウの意味。

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人間との関係

カモ目 カモ科

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最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ

形態

成鳥の形質

雌の方が小さい。全身灰黒色で、次列風切と外側初列風切のみ白色。

上部次列風切は縮羽になっている。嘴は濃いピンク色で先端に白帯があり、足は黒い。

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幼鳥の形質

雛は灰白色で嘴と足が黒い。

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生態

生息環境

大きな湖、河川など。水際の植生や沈水・浮葉植物などが豊かで開放的な水面を好む。

淡水域に限らず、河口や沿岸の汽水域にも生息。都市公園の池に野生個体が飛来していることもある。

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食性

食性は主に植物質で、水生植物の葉・茎や藻などを食べる。

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最終更新日:2020-05-22 キノボリトカゲ

ライフサイクル

緑がかった白い卵を4~10卵産む。抱卵36~40日で孵化、雛が飛べるようになるまで150~170日を要する。

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特徴的な行動

この科のほとんどの種では雌が主に抱卵する。ほかのハクチョウ類やガン類も同じだが、コクチョウは何年に渡ってつれあいに貞節を守ることが多い。

水辺に大きい巣をつくり、一般に最初の冬を越すまで、両親で雛の面倒をみる。

ほかのハクチョウ類とは違い、オーストラリアのコクチョウは通常、集団で繁殖する。

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その他生態

番か数羽で見られることが多いが、生息に適した環境では数百羽の群れで見られることもある。

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種・分類一覧